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同人誌即売会「おでかけライブin山形」を見に行ってきました。「おでかけライブ」とは、スタジオYOU(株式会社ユウメディア)が日本全国の地方都市で開催しているオールジャンルの同人誌即売会です。とは言え他のイベントと同様創作及び服飾雑貨・アクセサリーのジャンルも設けられており、自分オリジナルの作品で出展しているサークルも増えているみたいですが。果たして山形はどんな感じなのだろうかと、わざわざ各駅電車で片道2時間45分かけて行ってきました。
まずこの「おでかけライブin山形」の意外な落とし穴(?)ですが、開催場所「山形国際交流プラザ 山形ビッグウイング」の最寄り駅が「山形」ではありません。そのちょっと手前にある「羽前千歳」という駅です。
行ってビックリなんと無人駅!しかも改札も無し!電車内の車掌がホームに出て切符を回収するというシステムです。
そして駅前の風景はこんな感じ。田んぼと畑と民家しか無ェ!秋田県のクソ田舎の風景と全く変わりません。横手市より積雪は少ないけど。飯屋やカフェどころかコンビニの1件すらありません。山形ビッグウィングは「日本、東北地方の国際化の役割の一翼を担う」施設らしいのですが、果たしてこんなところにそんなコンベンションホールがあるのでしょうか?というか外国から来た人は絶対この風景を見て「やべえ、騙された」って思うだろ。
駅前の電柱にはこんな案内もあり。ビッグウィングの正面までが「歩数」で示されているのが親切なのかどうなのか分かりません。
なお、駅からビッグウィングまでは徒歩で20分ぐらいかかります。サイト等には「徒歩15分」とありますが、信号待ちの時間も含めると15分で到着はちょっとキツい感じでした。道順はそんなに難しくはなく、駅を出てとにかく真っ直ぐ進めばとりあえずどうにかなる感じです。カートを引っぱって歩く”いかにも”な他の参加者さんが絶対にいるので、その人達の後を付いていけば道に迷うことはまずないでしょう。
「ビッグウィング正面入口こちら」の矢印看板の先にあった腐ったキャベツ畑。この先にコンベンションホールがあるとはとても思えないのですが…
クソ田舎の田園風景に突如として現れた巨大施設。思っていた以上に立派な建物で周囲の風景との対比がシュール…。そもそもなんでこんな所に建設が決まったのでしょうか。
しかし着いてみてまたビックリ!ムチャクチャしっかりした建物です。誰に見せても恥ずかしくない感じ(周囲の風景以外は)。
設備もかなりしっかりしてます。展示イベントに対応できる屋内・屋外スペースに大小の会議室、映画も見られるシアター、広い駐車場と公園、巨大日本庭園、レストランがあり、様々なタイプのイベントに対応できるようになっています。これなら確かに国際交流に使える。
改めて所在地を調べてみたら、ここは電車でのアクセスはちょっと不便ですが国道に隣接しており車でのアクセスはかなり便利なんですよね。車移動を想定した立地なのでしょう。首都圏でも東京ビッグサイトや幕張メッセも辺鄙な場所にあって駅から結構歩くし、コンベンションホールとは不便な所に建てられるものなんでしょう。
以下、イベント内の写真撮影は原則禁止だったためテキストでのレポートとなります。
今回のパンフの表紙
ホール前には開場の20分前くらいに到着したのですが、その時点で確実に100人は超えているであろうお客さんが列を作って待っていました。ちなみにカートを引いていた人は全員が出展者ではなく、普通のお客さん及び衣装を運んでいるコスプレイヤーさん達でした。もう開場前から気合いが伺えます。
で、入場。やはり地方イベントなので出展数は少なくイベントスペース自体も狭かったのですが、想像していたより参加者は多かったです。一番混んだ時間帯は人出で通路が通れなくなるほど。来る前は「服飾・アクセサリージャンルの出展が2、3サークル程度だったらどうしよう…」と心配していたのですが、そんなことはなく結構まとまった数のサークルさんがいました。出展者さん達は(おそらく)地元山形の中学生〜高校生くらいの若い人もかなりいたのですが作品クオリティ自体は高く、もはやレベル的に東京とほとんど変わりません。ただ値段設定はかなり安く、東京に比べ100〜300円くらい安い感じで、やはり地域により物価の格差はあるのだと実感しました。まあ参加者が全体的に若いせいもあると思いますが。
あと驚愕したのはコスプレイヤーの多さ。直接参加250サークル程度の地方イベントにこんなにコスプレイヤーがいるのかよ!というくらいてんこ盛り。これまた若い&ハイクオリティで山形の若者のモノ作り力は一体どうなっているのかとその熱量に圧倒されました。
行ってつくづく思ったのは
秋田県はサブカル文化不毛の地だ
ということです。この熱量は今の秋田県民には無えわ。というかそもそもイベントを開催する場所が無えw