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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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「かっこいい石」を実際に作る

「なめこ栽培キット」シリーズに登場する「なめこ」のスマートフォン向け”巣”作りシミュレーションゲーム「なめこの巣」に関するもの作りプロジェクトを始めました。とは言ってもこれまでのようになめこ自身をモチーフとした何かを作るのではありません。なめこが作り、身に着けるものを実際に再現します。それは…


なめこが首から下げている「かっこいい石」です。

これは「なめこの巣」のゲームの一番最初に出てくるアイテムで、まずこれをたくさん作ることからゲームがスタートします。ただこのアイテム、ゲームのスタート画面にこそ「身に着けた状態のなめこ」が出てきますが、実際にこれを着せ替えアイテムとして使うことはできないのです。クエストで作ったり、さらに上位のアイテムを作るための材料として使うことはできても、これ自体を着せ替えアイテムとして使うことはできません。

ということで、実際に作ってなめこのぬいぐるみに身に着けさせることにしました。材料はこちら。


いつものとおりダイソーで買った万能エポキシパテです。隣の紐はアクセサリー用の革紐で、細さも色もちょうど良い感じのがありました。


まずエポキシパテでざっくりとした形を作ります。後から削って成型するので気持ち大き目に作っています。


ボールペンでガイド線を引いて、これを基にデザインナイフやヤスリで少しずつ削って「かっこいい石」の形に近づけていきます。

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【イベント情報】東村アキコ先生が登壇するトークセッション「マンガは文化」

来月地元でこんなイベントが開催されます。



漫画家の東村アキコ先生とマンガ研究家の吉村和真さん、バリュー・クリエイターの佐藤真一さんの3人によるトークセッションが8月21日(月)の13:00~15:30に秋田県横手市の「横手ふれあいセンター かまくら館 2階ホール」にて開催されます。

既に過去エントリで何度か書いていますが、私の町には日本初の漫画専門美術館「まんが美術館」があります。それが今年から大規模リノベーションのため2年間休館することとなり、現在は営業を休止し再オープンに向けた各種作業を行っているところです。1995年、バブル景気の残りカスを引きずって建設されたハコモノとは言え、それなりに観光資源となっていた施設が2年間も使えなくなるのは市の財政的にも大打撃です。そこで、休館中は市内のあちこちの施設を使って漫画に関連した様々なイベントを行うこととなりました。それもこの一つで、参加費はなんと無料!ただし定員300人で、メールかFaxで、名前、電話番号、好きな漫画をまんが美術館事務室宛てに送って申し込まなければなりません。ちなみに締め切りは8月10日(木)締め切り。

ここで一つこのイベントに対して文句なんですが、今時参加申し込みをメールかFaxで受付って一体いつの時代なんでしょうか?しかもこのイベント情報が公開されたのが7月11日なんですが、現時点でWeb上でイベント情報が公開されているのが市の公式サイトのみなんですよ。で、この申し込み方法についてはイベントフライヤーの”画像”の中にしかなく、しかもそれを拡大表示できないという体たらく。つまり、奇跡的に市のサイト上のイベント情報にたどり着けても、フライヤー画像の中の字が微妙に小さくて申し込み方法の部分が読めないんですよ。マジで客呼ぶ気あんの?今時イベントの申し込み受付なんてその場でちゃちゃっとGoogle Formを使えば誰でも無料で作れるでしょう。っつーか未だにFax使ってるって時代が昭和で止まってるんじゃないでしょうか?しかも東村アキコさんが登壇するイベントなら、横手市以外の市町村や、もしかしたら県外からだってお客さんが来るでしょう。普通なら各種ソーシャルメディアを使いまくってプロモーションするべきイベント企画です。あともう一つ謎なのは、申し込み時に参加者の電話番号を収集することです。個人情報の取り扱いが厳しい現在、ちょっとイベントに参加するためにホイホイ自分の電話番号を明かす人がいると思いますか?それなら都道府県市町村までのざっくりとした住所や性別、年齢を聞いた方がまだマーケティングに使える分マシです。なんで電話番号を聞こうとするのかマジで謎。

ということで、もしこれを見ているまんが美術館の職員や市の職員がいたら早急に善処して下さい。イベントの企画自体は良いので非常にもったいないです。


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ニヒル牛にドール用仮面を追加してきました

今仕事の付き合いやら各種用事、取材やらで東京に来ているのですが、またまた西荻窪の「ニヒル牛」にスーパードルフィー用の仮面を納品しました。もう上京時の定番コースですね。


今までちょっとスカスカ気味だったんですが、今回の納品でやっと10枚以上の在庫を並べることができました。やっぱりそれなりに密度がないと寂しいし選ぶ楽しみがありませんからね。売れ残る分も考えて納品しないと。


なお、これらは全てスーパードルフィー(SD)の「のの」ヘッドに合わせて作ったドール用仮面ですが、例によってレアなめこぬいぐるみにもピッタリです。私はイベントの際「レアなめこぬいぐるみの雪ん子なめことインスタなめこにぴったりですよ」とよく営業トークをしているんですが、今回東京駅地下の「なめこ市場」に行って改めて確認してみたところ、レアなめこぬいぐるみの「なめこ君(アニメ版のデザインのやつ)」や長なめこ、マサルなど結構いろいろななめこにも合いそうでした。目の位置さえ仮面の目の穴に合えばだいたいいけそうな感じです。だいたいぬいぐるみは柔らかいし、私の作るドール用仮面もほとんど樹脂粘土製で柔らかいし、紐で固定するタイプだから着けようと思えばできるんですよね。ということでSDオーナーの方だけでなく是非なめこ栽培家の方も仮面で着せ替えをしてみて下さい。


あと、ニヒル牛では海のモチーフに特化したイベント「海中アパルトメント」を開催中でした。ただいろんな作家さんの海に関する作品を集めるだけでなく、店内の内装そのものも”海”にデコレーションしている大掛かりな内容ですごく見応えがありました。こんな珊瑚のディスプレイ台もあったりして。


んふんふ?(ここは海かな?)
ニヒル牛は本物の木を大胆に使用した内装なんですが、そこも海底のようなデコレーションに。どこでも撮影スペースになります。

ということで是非皆さんもニヒル牛に行ってみて下さい。

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ハロウィンパンプキン途中経過

5月に双葉状態だったハロウィンパンプキンですが、今こんな感じです。






正直に言うと、例年に比べてかなり遅れています。今年は季節が一週間~二週間ほど遅れており、6月がムチャクチャ寒かったのです。特に植物が一番成長する夜はこたつが欲しいくらい低気温になり、花が咲くどころか苗自体が全体的に小さいというありさま。これから大きくなればいいのですが…。梅雨に入ったので、いい感じに雨の日と晴れの日が交互にくれば遅れを挽回できるんですけどね。



それでもどうにかこうにか雄花は咲きつつありますが、普通なら6月にいくつかの雄花が花開いている時期です。果たして10月までハロウィンかぼちゃの変色が間に合うのか…。



ハロウィンかぼちゃ【種子】福花園種苗





おもちゃかぼちゃ【種子】福花園種苗


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ひらかコスプレイベント×第36回浅舞公園あやめまつり

本日、秋田県横手市平鹿町の浅舞公園で毎年開催されている季節イベント「あやめまつり」とコラボレーション開催された(おそらく)秋田県南初の野外コスプレイベント「ひらかコスプレイベント グリーンガーデン」に行ってきました。このイベントの詳細については本業で運営しているTech系ニュースサイト「vsmedia」に書いたのでまずはそちらをご覧下さい。

6/24、秋田県横手市の日本庭園にて屋外コスプレイベント「ひらかコスプレイベント グリーンガーデン」開催 地元のイベント「浅舞公園あやめまつり」ともコラボ

イベント会場となった浅舞公園は多種多様な菖蒲が植えられていることで有名なところで、敢えて「桜まつり」ではなく「あやめまつり」が毎年行われています。広大な敷地内には80種類・約50万本の花菖蒲が咲き、さらに本格的な日本庭園もあるほか、隣には宿泊も可能な農村体験学習施設「アイリスハウス 」と薬草風呂やサウナも備えた日帰り入浴施設「ゆとり館」(入浴料大人300円!)もあるという、考えてみたら野外コスプレイベントにピッタリ過ぎる環境です。市が観光対策の一環として「一泊二日野外コスプレ撮影ツアー」を組んでも観光客が呼べそうな環境です。だって最高じゃないですか?丸一日存分に野外撮影会をやって会場隣で大浴場に入ってそのまま寝られるなんて。






こちらが日本庭園。こういう場所でコスプレ撮影会ができるって最高ですね。参加者はあらかじめ告知情報で公園の中に日本庭園があることを把握しており、そのためか刀剣乱舞コスの方が非常に多かったです。もう赤い欄干の橋なんて超人気スポットでした。

梅雨の時期に開催とあって当日になるまで天候が心配でしたが、見てのとおり終日超快晴。快晴過ぎて暑いくらいでした。天気予報では最高気温28度でしたが、おそらく30度はいっていたと思います。この気温はコスプレイヤーさんにはかなりキツい!そうした事情もあり、やはりコスプレ参加者および撮影者の多くが一番木が生い茂っていて日陰の多い日本庭園に集まっていました。


んふんふ(コスプレ撮影だけじゃなく人形撮影にももってこい)


日本庭園以外のエリアもなかなかフォトジェニックです。水車小屋があったり…


小高い丘に岩場があったり…


低木の松が両脇に植えられた小川が流れていたり…




もちろん菖蒲も咲いています…が、残念ながら今年は1~2週間ほど季節が遅れており、咲いていたのはほんの僅かな早咲きの品種のみでした。あやめまつり自体は7月2日まで開催されるので、おそらく終わるまでには全部咲くと思われますが。これが満開だったらパーフェクトだったんですけどね。


ちなみにこちらはコスプレイヤーさんではありません。この日園内を練り歩いていたチンドン屋さんです。




んふんふ~(藤棚~)

一応園内には東屋や藤棚もあるほか、おまつり中とあって大き目の屋根付きの休憩所も作られていて、途中途中で日陰で一休みできるようになっていました。それでもかなり暑くて、日中は屋台で食べ物よりもアイスとドリンクを買ってばかりいました。なお、このイベントはコスプレ参加者も撮影参加者(プレス含む)も参加費は一律1000円でしたが、その中に「テント村お買い物券500円分」が含まれており実質参加費は500円でした。そりゃお祭りだから500円くらい買い物しますからね。参加者がお買い物券を使うことで地元民との交流も生まれるし、実に良心的かつ考えられたシステムでした。


ところで私はコスプレイヤーではなく、本日は友達のメイク(白塗り)担当&撮影で参加しました。受付&荷物置き場&着替え場所は前述の「アイリスハウス」。今日初めて中に入ったのですが、ここがもう至れり尽くせりの、まるでホステルみたいな場所でビックリしました。宿泊部屋(個室)なんてキッチンは付いてるはユニットバス&トイレはあるはコンセントもあるはエアコンはあるは。こんなに快適なコスプレ着替え場所はおそらくないでしょう。農村体験学習の予定が入っていない時はBooking.comかAirbnbに登録して稼げばいいのに!

本当はコスプレイヤーさんの写真もたくさん撮りたかったのですが、Webメディアに掲載したい旨を伝えたら見事声をかけた全員に断られてしまいました。これ、東京のコスプレイヤーさんだったら「コスプレイヤー兼モデル兼タレント」として活動している人がたくさんいることもあり、掲載快諾どころか名刺まで渡されて「是非この名前も載せて下さい!」って凄い勢いで頼まれるものですが、秋田県およびその近隣のコスプレイヤーさんはそういうのとは違うんですよね。きっと地方のコスプレイヤーさんは、タレントとして活動の幅を広げたいとか自己表現云々とかは関係なく、ただ純真にコスプレそのものを楽しみたい、同じ趣味の人と交流したい、という人が多いのではないでしょうか。あと秋田県はとにかく人口密度が少ないので、Web上に自分の顔が映った画像・動画がUPされると、コスプレしているとはいえすぐに親類縁者、友人知人、職場の同僚に顔バレしてしまうという田舎ならではの問題があります。そこら辺が地方におけるコスプレの難しいところですね。


唯一許可が下りた友達のコスプレ。悪魔メイクなら顔バレしません。






あやめまつりは21:00まで行われ(コスプレ委の更衣室は20:30で終了)、日が暮れた後は菖蒲のライトアップも行われました。本当なら咲き乱れる菖蒲を綺麗にライトアップするはずが、ご覧のとおりほとんど咲いていないため事実上”草のライトアップ”になってしまいましたが…

帰り際に主催者の方に聞いたところ、コスプレイベントの参加者は100名を突破し、中にはわざわざ県外から参加した人もいたそうです。人口減少率および少子高齢化日本一の秋田県の地域のイベントでこの数字はかなり優秀だと思います。
今回のコスプレイベント開催に際し、一番の懸念事項は「地元民(ほとんど高齢者)と一般客のいる野外でコスプレイベントをやって反発は起こらないだろうか?」でしたが、私が見た限りでは地元民とコスプレイヤーの衝突は全くなく、実に「普通」なイベント風景でした。さすがに高齢者はコスプレが何なのか分かっていないようで「今日は仮装大会もやってるなだべが?」なんて言ってましたが、だからといって白眼視するでもなく、文句を言うでもなく、実に穏やか且つおおらかな雰囲気で、むしろ変わった格好の人がたくさんいる状況を楽しんでいるようでした。あと子供は自分が知っているキャラをやっている人を見つけて「○○だー!」と言って喜んでましたね。

考えてみれば、地方にはコスプレ撮影に良さそうなスポットがたくさんあります。というのも、バブル景気時代の所謂”ハコモノ行政”であちこちにいろいろなものを作りまくり、また整備しまくったからです。駅もないような山の中の町・村の公共施設がやたらと豪華だ、アクセスの悪いところに凄い規模の公園やテーマパークがある、放棄された施設が今いい感じに廃墟になっている等等、そうした地方に眠っているスポットを「コスプレイベント」で掘り起こすという施策は地方活性化策としてかなり有効ではないでしょうか?今回のコスプレイベントだって、これをやったことで従来からある町の季節イベントに100名の新規客を呼べたわけです。このコスプレイベントがあったから初めて浅舞公園に来た、あやめまつりに来たという参加者も多かったでしょう。古くからある地域の行事にオタクカルチャー、POPカルチャーを混ぜる試みは他の町の商工会議所や行政も真剣に検討してもいいのではないかと思います。

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