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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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「鬼灯の冷徹原画展」に行ってきた

もうラスト1週間でしたが、家からチャリで15分程度のところにある「横手市増田まんが美術館」にて開催中の「鬼灯の冷徹原画展」に行ってきました。







この展覧会は、現在週刊モーニングにて連載中の江口夏実さんの「鬼灯の冷徹」の生原稿や単行本の表紙に使用されたカラーイラストなど計189点もの原画が展示されるというもの。主催はなんと横手市教育委員会絶対委員の中にファンいるだろ



なお、通常このような特別展では大ホールが使われますが、今回はそちらではなく玄関から入って右手奥にある会議室を2つ連結して使用するというちょっと変わったレイアウトになっていました。

撮影は禁止だったので写真で展示の様子はお伝えできませんが、とにかく非常に見応えのある内容でした。同作品の原画展が開催されるのは今回が初めてとのことですが、よくぞまあこんな田んぼのど真ん中にあるクソ田舎のハコモノ施設で初開催&189点もの作品を貸してもらえたもんだと感心しました。やっぱり中の人にガチファンいるだろ。8話分の生原稿とカラー絵がガラス越しではなく触れられるくらい間近で見られるというのだから贅沢な話です(無論触るの厳禁)。特にカラー原稿は本当に美しく見応えがありました。印象的だったのは、江口先生の原稿はモノクロorカラーのいずれも修正がほとんど無かったことと、筆で描いた絵や擬音の勢いが凄かったこと。やはり日本画を勉強された方だからでしょうか。1点1点じっくり鑑賞するとあっと言う間に1〜2時間は経ってしまうので、これから見に行く予定の人はある程度時間に余裕を持って行った方がいいです。


開催は3月29日(日)までなのでまだ見ていない人はお早めに。地元民のみならず作品ファンの方はマジで見ておいた方がいいです。交通の便がクソ悪いですが車で頑張って来て下さい。入場料はなんと大人500円(ホッカイロのオマケ付き)!1万人が来場しても元取れねえぞ多分…

鬼灯の冷徹 万年地獄カレンダー
鬼灯の冷徹 万年地獄カレンダー

ねんどろいど 鬼灯の冷徹 鬼灯 ノンスケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み 可動フィギュア
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Sendai I・Dollに出展してきました



Sendai I・Dollに出展してきました!東京にいた頃からいつか出たいと思っていたI・Dollでしたが、まさか初出展が初開催の仙台になろうとは。初めて開催されるイベントに下見もせずに初めて出展するなんてかなりの大博打でしたが、蓋を開けてみれば大盛況でした。久々に「開場と共にもの凄い勢いでダッシュする」お客さんを見ました。これぞイベントです。あと会場だった仙台アエルが「駅から立体歩道橋で直結・徒歩2〜3分」という素晴らしすぎる立地でした。イベント会場なんて東京でさえ駅から離れているのがデフォルトなのに!しかもビルの下の階にスタバとか入ってるし。ということで今後もそこでイベントをやって頂きたいと思います。これほど恵まれた会場はなかなかありません。

で、私の出展状況は…


会場に着いて思い出した…I・Doll及びマルシェのスペース面積は通常のイベントの2倍だということを…

そう、それも机2本分の奥行きがあるんですよね。なぜならドールを飾るから。あと以前東京会場として使用していた都立産業貿易センターの机がデカかったというのもあるかもしれません。この奥行きを如何に上手く使うかが出展者の腕の見せどころなんですが、ドール小物の場合作品自体が小さいのでディスプレイが大変です。

で、こうなった。


明らかにドール用仮面より人間用仮面&アクセサリーの方が多い。

しかもドール用の仮面は開始から1時間程で完売しました。以降I・Doll側に出展しているのにドール用のものが無いという状態に。人間用の仮面よりもはるかに反応も売れ行きも良いなんてなんだか複雑ではありますがw 幸いにもその後、人間用のアクセサリーも順調に旅立っていき、集計してみたら東北で活動を初めてから最高売上を達成しました。お買い上げ下さった皆様本当にありがとうございました。

なお、今後のイベント出展予定は未定です。2月22日の「おでかけライブin山形」は日々の忙しさのあまりうっかり申し込むのを忘れてしまったので出ません。というか今日売れまくって在庫がスカスカなのでむしろ申し込まなくて良かったかもしれない。無論今後またコツコツ作り足しますけどね。



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「おでかけライブin山形116」に出展してきました

日曜日に「おでかけライブin山形116」に出展してきました。山形のイベントに出るのはこれで2回目です。




前日までは、果たして山形まで無事にたどり着けるのか?ちゃんと電車が動くのかと心配でしたが、会場の最寄り駅に着いてみたらこのとおり。なんだこの雪の少なさは。私の家の周辺に比べたら屁のようなものです。というか秋田県南の雪が多すぎるのでしょう。


今回のパンフ。







こんな雪が降った後にイベントなんか来る人がいるのか?と普通なら思ってしまいますが、実際はもの凄い人出でした。そう、東北は「冬だからこそ」イベントに人が集まるんですよね。だって冬は何も無いから。東北に限らず雪が降る地域は冬にこそ何か人が集まることをやるべきです。そうしないと外出したり人と話したり金銭をやりとりする機会が無くなり、住民は鬱病を重症化させてしまいます。雪国に鬱病や自殺が多い原因は日照時間が少ないだけでなく「冬にイベントが無い」というのもあるんじゃないかと思います。

ところで、今年は山形、盛岡、秋田のイベントに出展してみましたが、正直言って一番反応の良いところは山形です。何が凄いって、小規模なのに売上金額が東京のイベントとほぼ変わらないということ。東京ビッグサイトや大田区のPio、浅草・浜松町の産業貿易センターでやるようなイベントと山形のイベントの売上がほぼ同じって凄いことですよ。しかもペースも早い!イベント開始10分くらいでもう売れる。しかも東京ですら売れるかどうかだった「仮面」が必ず売れる。上記の写真は今回のブースの様子ですが、実はイベント終了後に撮ったやつで作品が減ってます。本当は仮面がもう1枚あったのですが開始早々旅立ってしまいました。なので今後また新たなアイテムを作って補充する予定です。

なお、次回のイベント出展予定は全く未定です。来年は仙台に遠征しようかと思っているのですが、なにぶん冬、特に1〜2月は「電車がちゃんと動くか」が心配なので思案中です。

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国際マンガフェスティバル in アキタ

町内にある「まんが美術館」にて開催されたスペシャルイベント「国際マンガフェスティバル in アキタ」に行ってきました。


これは現在秋田県内にて開催中の「国民文化祭」の一環で行われている、タイトルどおりマンガに特化した展覧会&複合イベントです。




この展覧会は日本・中国・香港・台湾・韓国・マレーシアの漫画家の生原稿やカラーイラストを一堂に集めたもので、11月16日まで開催される予定です。それに付随して昨日・今日はタイアップイベントも行われたのですが、そのラインナップが凄い。



2014年10月26日
「アジアマンガフェス」アジアマンガフォーラム開催


海外参加漫画家と秋田県出身漫画家(矢口高雄氏、高橋よしひろ氏、倉田よしみ氏、きくち正太氏)をパネラーとしたマンガフォーラム。
それぞれの国から見た各国のマンガ文化に対する印象などを意見交換するほか、国際的な広がりを見せる「MANGA」の可能性について話し合います。フォーラム終了後には、合同サイン会も予定しています。

時間:午後1時30分から~午後4時
場所:1階大研修室
参加条件:整理券をお持ちの方(当日午前9時から配布)先着80名様

以上美術館&市役所のサイトより抜粋。

プロ漫画家(しかも超有名&大御所)が一般来場者相手に似顔絵を描くとか一体何なんでしょうか。一番意味不明なのは有名漫画家がわざわざ秋田県横手市なんてクソ田舎に来て絵を描くわけでもなく個別サイン会をするでもなくカレーを作って販売する「土山しげるのまかないカレー販売」です。


「ジャ●カレーのルー」wwwwwwwww 発表当初から値下げされてるし。



ガチでカレーを販売する土山先生。


こんなの。味は勿論美味しかったです。そもそもイベントメシで200円なんてあり得ない安さ。天気の良さも相まって、美術館内のカフェコーナーやあらかじめ用意されていたテントではなく駐車場の地べたに座って食べている人も何人かいました。

 
ちなみに本タイアップイベントでは秋田市にある国際教養大学の学生(留学生含む)も飲食ブースのスタッフとして参加していました。産官学連携ってやつですね。そのせいかポップも日英2カ国語表記。飲み物の無料配布のみならずリンゴの喰い放題までやるのがご当地ならでは。


午後からは展覧会に出品している中国・香港・台湾・韓国・マレーシアの漫画家と秋田県出身の漫画家のパネルディズカッションが行われました。通訳担当は国際教養大学の先生方。

ディスカッションの主な内容は日本の漫画市場と5ヵ国それぞれの漫画市場の違い。興味深かったのは、5ヵ国いずれの現代漫画市場も「日本の漫画の海賊版流通」から始まっていたということです。もう正々堂々と日本漫画の海賊版出版を目的とした会社ができ、許可を得るどころか作者名も入れず、原題とは違うタイトルを勝手に付けて売ってしまう。ところが、そんな海賊版が各国の子供達に漫画の存在を教え、彼らに漫画家を目指すきっかけを与えていたのだそうです。今日登壇した漫画家も全員子供の頃に「ドラえもん」「キャンディキャンディ」「あしたのジョー」といった古典から「北斗の拳」「ドラゴンボール」「幽遊白書」「スラムダンク」などジャンプ全盛期の作品の海賊版を読み漫画家を志したとのこと。

しかし、こうして漫画家が輩出され市場が形成された後も各国ごとに様々な事情により市場そのものの縮小・壊滅の危機を迎え、正直あまり良い環境ではないようです。例えば韓国では、独裁者として知られる朴正煕政権の時代に厳しい表現規制を喰らいます。対抗策として漫画業界は作品原稿を事前審査する独自組織を作りますが、結果的に自主規制のせいで児童向けの健全明朗な作品のみが追求されるようになってしまったとか。その後民主化に伴い韓国の漫画も多様化しましたが、未だに政府による規制は厳しく、さらにアジア通貨危機のあおりで多くの雑誌が廃刊してしまいました。韓国でこれなんだから中国本土は推して知るべしで、現代漫画成立時には既に政治プロパガンダの道具として使われていたという有様。台湾は比較的自由なのでは?と思うものの、やはり台湾政府も表現規制を行っており、そのせいで一時は台湾の漫画市場自体が壊滅状態になってしまったとのこと。復活後も、利益を最優先する台湾の出版業界が自国の漫画より日本・香港の漫画を優先的に出版したため国内市場が空洞化してしまいました。これらに比べれば香港はかなり自由に展開できていたようですが、2000年代にオンラインゲームの流行により漫画の販売部数が激減。現在安定した経営を続けているのは日本作品の版権を獲得し翻訳出版している企業という体たらく。一方マレーシアは、政権が云々、経済が云々の前に国教がイスラム教なので描けないものがてんこ盛り。例え少女漫画であってもキスシーンはNGだし女性の露出の多い服もダメ。基本的に漫画は「子供の教育のためのツール」として使われることが多いのだそうです。

あーめんどくせえ

これらの各国ごとの事情を知ると、つくづくコンテンツ産業というのは「表現規制」「経済危機」「趣味の変化」の影響をモロに受ける商売であることが分かります。規制ダメ!ゼッタイ!ちなみに上記のような理由から、各国では「原稿用紙に描いて実物の本として出版する」スタイルから脱却し、執筆から発表まで全てPC上で行うWebコミックに移行し、さらに国内市場ではなく海外市場を目指す若いアーティストが続出しているそうです。実際、今日登壇した各国の漫画家さん達も現在では全員デジタル作業に移行しており、今回の展覧会への出品のためにわざわざ新作を紙に描いてくれたのだそうです。なお、このディズカッションは図らずしも「ジェネレーションギャップ」が浮き彫りになる展開となり、日本の漫画家は全員PC作業ができず未だ紙の原稿用紙に描いており、海外の漫画家は全員デジタルという構図となりました。お互いがお互いの創作環境にビックリしていたのがなんだか面白かったです。

それにしても勿体無かったのは動員の少なさ!イベントの企画も内容も非常に素晴らしく、美術館だって築年数経ってる割には(バブル期のハコモノなんで…)メンテナンスが行き届いており良い状態、町に駅は無いもののシャトルバスでピストン輸送を行うなど交通面にも配慮しており、産官学連携も行っている…環境は申し分ないんですよ。ただお客さんが少な過ぎる。天気の良い日曜日だというのに、おそらく全日通しての動員数は150名未満といったところ。展覧会の入場料は大人500円/中高生300円/小学生200円/幼児無料なので、ゲストの先生方のギャラと交通費・宿泊費、その他経費を考えたら計算するまでもなく赤字なのは見てとれます。どれだけ少ないかって、先の土山しげる先生のまかないカレー限定100食がなかなか完売しないんですから。もう限定って言わなくていいよ!というレベル。そのうえパネルディスカッションに至っては「限定80名」と整理券配布までしていたのにその80席が埋まってないし。貴重な機会なんだから賑やかしの頭数揃えでもいいから市内の中学・高校の美術部員に招集かければよかったのに。実際子供達の良い勉強になったと思うんですよね。

まあ町民に限らず、ぶっちゃけ横手市民、というか秋田県民はマーケティングとプロモーション、及び商売が絶望的に下手です。もうちょっと商売っ気出して金にがめつくならないとこのご時世生き残れねえぞマジで。


展覧会に入場するともれなく超分厚い図録も貰えます。これだけ1300円くらいで販売してもいいほど豪華な作りになっており、なおさら「こりゃどう考えても元取れねえな」感が漂ってくるのです…

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東京ゲームショウ2014の造型物関連の写真

9月18日〜21日まで、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2014」が開催されたので取材のため全日行ってきました。レポート記事はvsmediaの方に書いているのでそちらをご覧頂ければと思うのですが、ここでは記事で使用しなかった写真から主に造型物を中心にご紹介したいと思います。



































東京ゲームショウは年々展示に使用される造型物が大型化し、且つクオリティも高くなっているので非常に眼福です。特にモンハンのヒット後はクリーチャーものが増えました。今回メカものがよく目に付きましたね。

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