今日は幕張メッセまで
Wonder Festival 2015 Summer(通称ワンフェス)を見に行きました。
ワンフェスとは毎年夏と冬に開催されている模型・フィギュアなどの立体造型作品の祭典で、今ではコミケと並んで”オタク詣で”イベントとして知られています。造型作品の出展イベントなので武器など長物が伴うコスプレも許可されているのでコミケよりも手の込んだコスプレイヤーさんが多いのも特徴です。私も以前何度か出展しているのですが、何だかんだ出展料が2万円かかるので”毎回”というわけにもいきませんが。しかし傾向としてデザフェスよりもはるかに「買うぞ!」と気合を入れて来ている人が多いので黒字にはなるんですけどね。
で、今回は見るだけということで「10:00開場だから12:00過ぎに行けばすんなり入れるだろう」と予想して行ったらこの有様。
ちなみにこの時の気温は
37°。
確実に死ねる。とは言え昨日のHIJFと違い15分程度で入れましたが。それにしても入場料2000円するのにみんなよく来るなー。まあ私もその一人なんですが。
中に入れば涼しいのですが、この人混みの中歩きまわるので結局汗だくに。改めて写真を見ると脱水症状にならなかったのが奇跡としか思えない…
いろいろ写真を撮ったのですがその一部↓
寺田さん筆の絵がほぼそのまま立体になっているという凄さ。
今回はエヴァ20周年記念の展示が行なわれていました。
刀匠の方が名前を彫ってくれるサービス。刀剣乱舞特需の影響でしょうか。というか場内は早くも刀剣乱舞の版権フィギュアてんこ盛り状態でした。2月にサービスを開始して今7月だから、版権申請の期間も考えると、ディーラーの皆さんは2ヶ月程度で原型を完成させたことに…凄い!
プレデターはアクセサリーと小物のコーディネイトが何気にセンス良し。
ここは毎回ワンフェスで楽しみにしている島です↓
3Dプリンタやカッター、3Dモデリングツールなどデジタル環境での原型製作・複製に特化した出展なんですが、ここに来るたびに「3Dプリンタ欲しい…原型製作環境を全てデジタルに移行したい…」と思いながらも具体的には何一つ動いていなかったりします。個人向けデスクトップ3Dプリンタも早く紙のプリンタ並の値段にならないですかね?せめて税込みで3万円台とか…
作例にV8エンジン発見www ある程度予想はしていましたが。っつーかモノ作りやってる人なら確実い観るでしょ「マッドマックス 怒りのデス・ロード」!
こういう原型彫刻→シリコン型製作→キャスト注型という手法では絶対にできない繊細な”透かし”もできるのが3Dプリンタの強み。
あと今回発見した便利そうな素材。
ブースではコスプレ衣装製作の材料として紹介されていましたが、私はアクセサリーにも十分使えると感じました。ウレタン系の二液混合で硬化するタイプの素材なんですが、石膏やシリコンの型、切り出したウレタンシートの上などに「刷毛」で塗って硬化させることができるというもの。型に塗った場合はテスクチャも正確に反映され、切り出したウレタンシートの上では表面の強化・保護もできる。さらに「クリアー」タイプは顔料を混ぜてクリアーカラーにもできるし、硬化後も柔軟性があって黄変しないなどとにかく優れものらしいのです。それに比べてUVレジンよりもグラム単価が安い。最強だろこれ!と思いましたが、素材自体の粘度が高いため、真空脱泡機を使わないと覚範時に混ざった気泡が抜けないのだとか。でも気泡も”味”ということで作品に活かすのもアリなんじゃないでしょうか?
なお、会場で便利な素材を見ても「これから1〜2kgもある素材を持ち歩くのか…」と考えるとその後の行動が嫌になるのでw 現地では敢えて買いません。パンフレットなどを貰って後日Web上から発注します。他のクリエイターの作品だけでなく、新しい素材やツールに出会えるのもイベントの魅力の一つですね。
こんな感じで今回は特に買い物はしませんでしたがガッツリ各ディーラーのブースをチェックしました。他の人の作品を見ると早く自分も何か作りたくて居ても立っても居られない心理状態になります。特に週末2日連続でイベントに行ったのでなおさらです。
猛暑日にブチ当たって灼熱地獄でしたが。
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