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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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I・Doll Sendai Vol.5にやっと申し込みました

締め切り延長されてるからギリギリでいいやと思っていたのですが、遂に本日申し込みました。


今回のディーラーカットはこんなの。新作仮面を早速アピールします。これで当日売れなかったら最悪ですが…

ということでI・Doll Sendai vol.5は2月12日(日)に夢メッセみやぎにて開催されます。会場が前回とは異なる、いつも仙台コミケを開催している展示場になっているのでご注意!ってことは規模拡大になるんでしょうか?イベント詳細は公式サイトをご覧下さい。

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「大山竜作品集」はクリエイターこそ見るべき

フィギュアモデラーの大山竜さんの作品集を買いました。


大山竜さんはクリーチャーから怪獣からキャラクターものからどんなジャンルのフィギュアを作っても凄いオールラウンダーなモデラーさんなんです。




こうしたモデラーの作品集は、これまで製作されたその人の様々な代表作をカッコ良く撮影した「作品写真」が収録されるものです。もちろん本書にはそのページもあるのですが、それ以上に収録されているのが…


なんと製作途中の風景!芯の状態からスカルピーを盛った状態、彫刻している最中と、本当にスカルピーのまんま、彫刻したまんまの作品の写真が多数収録されているのです。これはマジで参考になります。ものを作っていると、「他の人って一体どんなふうに作ってるんだろう?」と他人の製作風景が気になりませんか?本書を読んでいるとまさにその製作風景を見せてもらっているような気分になります。




あと大山さんの凄いところはキャラクターモデルすらほぼ全てスカルピーで彫刻していること。私はどうしても「クリーチャー系やリアル系はスカルピー、キャラクター系は石粉粘土やポリパテやエポキシパテなど”硬くて削りやすい”素材」で作るものだという先入観に未だにとらわれているのですが、大山さんはスカルピーで見事にキャラクターの「ライン」を出しているんですよね。面も奇麗に均して、細い髪の毛の先までピーンと伸ばして。これはマジで凄いです。






他にも、彫刻の際に使用するスパチュラの作り方、彫刻の際の持ち手やベースの作り方、さらに彫刻途中の作品を運搬するための箱の作り方まで丁寧に載っています。もう作品のファン向けではなく完全にモデラー向けの編集で、まさに実際にもの作りをしているクリエイターのための本と言ってもよいですしょう。フィギュアモデラーだけでなく、何か粘土を使った作品を作っている人なら読んで損はない内容です。

大山竜作品集 & 造形テクニック
大山竜作品集 & 造形テクニック

ポリフォーム スーパースカルピー ファーム(グレイ) 1lb (454g) 39081691
ポリフォーム スーパースカルピー ファーム(グレイ) 1lb (454g) 39081691

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フィンランドで買ったシリコン型を試してみる

昨年末に行ったフィンランド旅行の際に購入したシリコン型を試してみました。購入した店については過去記事を参照↓

ヘルシンキの品揃えが豊富過ぎる模型&造型材料店「Hobby Point」


袋の裏を見たら、なんかグルーガンを充填する使用方法が解説されていました。まあグルーガンだったらすぐに冷えて固まるし手軽だしコストも時間もかからなくていいですよね。ということでまずはこの方法を試すことにしました。

 
ただ解説ではそこそこ型取りしやすい花の型だったのに対し、私が買ったシリコン型は気泡がたまりやすい角が超たくさんある歯車や細かいモールドが多数あるスチームパンクの型。はたしてグルーガンでどこまでちゃんと型取れるのか…


敢えて一番難易度の高い時計盤と歯車が組み合わさったやつで試してみました。


で、できたのがこれ。思っていた以上によく型取れてはいるのですが、やはり細かいところにグルーは行き渡っていません。


その次に一番シンプルな歯車を試してみました。こっちは結構良く型取れましたが、それでも角まで行き渡っていない部分が少々あり。

やはりこうした細かいシリコン型を使う場合は樹脂の方がいいみたいです。でも今回試したやつも勿体無いから後で何かに活用したいと思います。

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妖怪ウォッチはフィンランドでそこそこいい線いってるっぽい

ヘルシンキ滞在中、一番よく行ったショッピングモールがこの「Kamppu Centre(カンピセンター)」でした。




このショッピングセンター前の広間の隅っこには曲線を巧みに使用した「カンピ礼拝堂」があるのですが、この前を通るたびに頭の中で「曲げわっぱの親方」と呼んでいました。

カンピセンターの3階にはチェーン展開している玩具屋がテナントとして入っており、そこで親戚の子供向けのお土産を購入しました。以下はレジから一番近い売れ筋商品が置かれているコーナーの様子なのですが…




妖怪ウォッチ!
ポケモンじゃなくて妖怪ウォッチの商品が一等地に置かれていたんですよ!商品はハズブロが展開している北米仕様のもので英語表記でしたが、これはまあフィンランドの総人口がわずか550万人だから仕方ないといえば仕方ないのかも。それでもこうして売り場にあるということは、子供達は英語表記でも買っているという証なのでしょう。英語で書かれたものが身近にあるというのもフィンランド人の語学能力の高さの理由の一つなのかもしれません。


これはブラインド仕様になっている妖怪ウォッチのフィギュアマスコット。シークレット含め全12種類あり、そのいずれかが入っているというガチャみたいな商品です。フィギュアマスコットは箱に入れられているため触って形を確かめることはできません。1個10ユーロ(約1225円)とかなり高価でしたが、それでもレジ前に置かれていて売れているようでした。 


1つ見本が置かれていましたが、これを見る限りでは出来は日本の商品とそれほど変わらないようです。

なお、この写真を撮っている最中に脇を子供達が「ミャ〜ウミャ〜ウ」と叫びながら通り過ぎていったんですが、今考えたらそれってジバニャンの真似だったのかも…(海外における猫の鳴き声はMeow)。あと大学生くらいの若い女性がピカチュウのフィギュアセットを買ってました。フィンランドでは大人→ポケモン、子供→妖怪ウィッチと世代で住み分けられているのかも。

北欧ヘルシンキ・スタイル実感ガイド―在住者がこっそり教える
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妖怪ウォッチ3 スキヤキ(【特典】妖怪ドリームメダル 覚醒エンマメダル同梱)
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ヘルシンキの品揃えが豊富過ぎる模型&造型材料店「Hobby Point」

11月28日〜12月7日までイベントの取材のためフィンランド・ヘルシンキに行っていました。取材記事は既に私が運営しているTech系メディア「vsmedia」に書いているのでそちらをご覧頂ければと思うのですが、その観光案内的記事「【レポート】お洒落でかわいいフィンランド・デザインを一切訪ねないヘルシンキ街歩きガイド」の中で紹介した模型&造型材料店「Hobby Point」があまりにも素晴らしかったので、ここに改めて詳しく書きたいと思います。


このお店は、プラモデル、鉄道模型、ラジコン、ドールハウス、カイト(凧)、粘土彫刻、フィギュア製作、手作りせっけん、手作りキャンドル、トールペイント、アクセサリー製作、手芸、レザークラフト、染色、シルクスクリーンプリントなどに対応したハンドメイド材料店です。


店内には多数の作例があったため本当は撮影禁止だったのですが、これを見た瞬間どうしても我慢できなくなりこっそり撮ってしまいました。もう彫刻するのがアホらしくなる品揃え!これだけ仮面の土台があったらいくらでも作り放題です。でも仮面の土台だけでもこれだけあるということは、ヘルシンキにはそれくらい仮面作家がいるというということの表れなのでしょうか?そういえばここに行く前に立ち寄ったパーティグッズ&コスチューム専門店でもヴェネツィアンマスクが大量に販売されており(店の様子はvsmediaの記事を見て下さい)、さらに滞在中に仮面舞踏会的なパーティをやっていたクラブにも出くわしましたし、仮面を着けたままヘルシンキ中央駅から出てきた人も見ました。ヘルシンキでは仮面需要が高いんですかね?


この売場も最高過ぎ!!小さい仮面の型に小さい額縁の型、鍵と鍵穴、歯車、薔薇などの花、天使、頭蓋骨など多種多様なモールド(型)がありました。ポリカーボネイト製の型は基本的に手作り石鹸用の型ですが、粘土を押し付けることもできるし、紙を積層して張り子を作ることもできます。もっとトランクにスペースがあったら全種類買いたかったです。


あと樹脂粘土の種類が超豊富!スカルピーが全種類揃っていたほか、これまで見たことのない他社の樹脂粘土も大量にありました。スカルピーも大量買いしようかと思ったんですが、考えてみれば粘土ってたくさん買うと結構重いんですよね…


一番衝撃だったのはこれ。世界中の特殊メイク&特殊造型アーティストが原型彫刻に使用しているプロ仕様の油粘土「ローマクレイ」まで売っていました。これは私が専門学校に行っていた頃に教材として採用されていましたが、どうやら業者に店晒しになっていた売れ残りを押し付けられたらしく、妙に硬くてボソボソとしたものを使っていました。それを特別講師として来たハリウッドの高名な特殊メイクアップアーティストの先生が見つけて憤慨し業者に直接クレームを入れたなんてこともありました。この店で販売されているのは当然そんな売れ残りではなく、柔らかくて本来の質感を保った粘土。これが売られていてそれなりに回転しているということは、プロが使う本格の店ということです。

なんだかんだこの店に1時間以上いてしまい、店を出る頃には日が暮れてすっかり外が暗くなっていました。ここで使用した金額は45ユーロ(約5518円)で、今回のフィンランド旅行で一番金を使いましたが、それでもまだ買い足りなかったくらいです。次またヘルシンキに行く機会があったら絶対また行きます。モノづくり、特に造型をしている人は是非行くべきお店です。



3日でまわる北欧 in ヘルシンキ (Hokuo Book)
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改訂新版 フィンランド かわいいデザインと出会う街歩き (地球の歩き方GEM STONE)
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