ゾンビ頭のシリコン型作りがめんどくせえ…というか手間がかかるので、ひとまず置いて
Amenさんフィギュアの彫刻に戻っています。
…で、ここで超!重宝しているWebサービスがあります。それは無料人体3DCGモデル「
Biodigital Human」です。
これは米シリコンバレーにあるBIodigitalというベンチャー企業が提供している医療関係者向けのサービスです。医師や看護師、整体師、学校の先生及び生徒を対象としていますが、もちろんそれら以外の人も利用可能。というか人体の彫刻をする造型屋にもありがたい!あと絵師さんにも!一応ユーザー登録制ですがFacebookとGoogleのアカウントでもログインできます。ちなみに私はFacebookアカウントでログイン中。
ログインするとまずこんな3DCGの骨格モデルが現れます。フル3Dですが特別なソフトは必要無く、Webブラウザ上で普通にぐりぐり動きます。私はMacbook Air&Chromeという環境ですが全然問題無し。
モデルはカーソルで360°どの角度にも動かせるし拡大・縮小も可能。好きな角度からスナップショットも撮影できます。この画像は男性の骨格ですがもちろん女性の骨格にも切り替えられます。
元々医療現場や学習で使うことを想定してか、一部分をクリックすると音声付きで概要を説明してくれるというサービスっぷり。残念ながら英語サポートのみですが、ついでに英語の勉強もしていると思えばいいでしょうw というか画面デザインがスッキリしているので英語が分からなくてもなんとなく感覚でいじればどうにかなる感じです。
で、このサービスの凄いところは…
内蔵、神経、血管、筋肉などのパーツも付け加えることができる!これマジで便利!どのパーツを加えてどのパーツを省くかという設定も細かくできるので、自分の欲しい資料だけジャストで得られるのです!これが無料で使い放題とは良い時代になったなあ…
筋肉も一層一層加えたり省いたりできるので、どの筋肉がどの骨を起点にしており、どう重なっているかを詳しく知ることができます。左右で分けて片方剥いでもう片方を重ねると分かりやすい。
もうこれを彫刻資料にせずに何を使うという感じです。学生時代、資料として新宿の紀伊国屋書店で一体何冊の法医学書を買ったことか!しかも高価なやつ!それがこのBiodigital Humanさえあれば全て無料で済みます。あの時の資料購入代を返しやがれ!あとこれ、デジタルなので彫刻資料にしても汚れないし劣化しないのも良いんですよね。実物の本だと彫刻しながら見るとどうしてもページが汚れてしまいますから。
なお、ここではWeb版を紹介しましたが実はiOSアプリ版(無料)もリリースされています。iPhoneかiPadを持っている人ならそちらの方が使いやすいでしょう。特にiPadなら画面サイズも大きくフラットなので、彫刻しながら見るには楽なんじゃないでしょうか。
ダウンロードはこちら↓
https://itunes.apple.com/us/app/biodigital-human-explore-body/id771825569
↑自分の掌の中に人体モデル。いいわーw
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