前エントリに引き続き昨年のフィンランド渡航で見つけたハンドメイド材料店のレポートです。
11月28日〜12月7日まで、取材のためフィンランドのヘルシンキおよびタンペレに行ったことは既に前エントリに書いたとおりですが、滞在後半に行ったタンペレという地方都市がハンドメイドクリエイター的にも大変魅力的なところでした。というのも、この街は20世紀初頭に欧州全域でもかなり早い時期に水力発電を始め、それを礎として急速に近代化・工業化を成し遂げたところなのですが、もともと市民の大半が工場で製造業に携わる職人だったため、男女を問わずプライベートでも何かを作ることを趣味にしていた人が多かったとのこと。現在はIT都市へと変貌した今でもその名残からハンドメイドが盛んだそうで、市内のあちこちにハンドメイド材料を扱う路面店があったし、クリスマス時期の風物詩「クリスマスマーケット」でも地元民によるハンドメイド作品の販売が行われていました。
この「
Merletto」は街歩き中に偶然に発見したハンドメイド手芸材料店です。
冬なので毛糸大売り出し。
外からも分かるリボンとチロリアンテープの品揃えの良さ。この時点で「これは本格の店だ」と確信し入ってみました。
店の外からはハンドメイド手芸材料店のように見え、実際その通りだったのですが、実は奥の方にもう一つスペースがあり、そこにはありとあらゆるアクセサリー資材と工具が揃っていました。例えるなら新宿オカダヤの4~6階を全て1フロアの路面店にしたようなお店です。そのうえヨーロッパだから日本に入ってきていない材料もあるし。EU圏内だと他のEU諸国で作られたものも安く販売されているんですよね。関税ないから。なので物によっては日本よりもお買い得価格になっているものがあるので”北欧は何でも高い”という思い込みは捨てるべきでしょう。
あとフィンランドは位置的にロシアの隣国なのでロシア製の材料も入ってきています。上に写真にあるマトリョーシカ柄のリボンなんてロシアならではという感じです。こんな変わった柄はなかなか日本では手に入らないので、海外に出たらお土産よりもまずハンドメイド材料店に行きましょう。このお店は駅から徒歩5分程度のところにあるアクセスも便利なところなのでオススメです。場所はこちら↓
[0回]
PR