久々更新。
先週までフィンランド・ヘルシンキに行ってきました。
ヘルシンキ中心部にあるオタク向けの店や日本のコンテンツを売る店などもいくつか巡ってみたのですが、どうやらフィンランドには日本の「オタク文化」や「フィギュア文化」に相当するものが無いらしいということが分かりました。
本屋に行っても置いてあるマンガはアメコミか日本の漫画だけ。
ゲーム屋に行っても置いてあるのはアメリカと日本のゲームがほとんどで、たまにイギリスとドイツのゲームがあるくらい。わずかにフィンランド国産のものもあるにはあるけど、
どれもパッケージからクソゲーの香りがするw
玩具屋に行ってもあるのはレゴやディズニー、ハローキティぐらいで、
国産玩具は軒並みつまらなそう。
子供向けの絵本や素朴な知育玩具なら割といいのがあるんだけど。
ちなみにどこに行ってもスター・ウォーズとドラゴンボール、ハローキティは鉄板でしたね。
あとついでに街を行く人のファッションが微妙にダサかったです。西友の衣料品売り場に売っている服だけで暮らしている感じ。
たまに10~20代のゴスっ娘やゴスロリっ娘、バンギャ、ゴスパン、ギャル男も見かけたけど、みんな
「田舎から出てきたばかりの専門学校生が一生懸命がんばりました」という感じで微妙に垢抜けないw
今度手持ちのゴス服全部持っていってやろうかと思った。
フィンランドは学力世界一で生活水準も世界一、女性の社会的地位と政治のクリーン度も世界トップクラスでIT・テクノロジー大国と、社会システム面は申し分ないのに、どうしてそれを「コンテンツ」に応用できないんだろうか?
日本社会はフィンランドと比べたらとても褒められたもんじゃないけど、「コンテンツ」と「ファッション」だけはフィンランドよりはるかに日本が上だと思いました。
ちなみにフィンランドの年間自殺件数は日本を上回っているそうです。
人口が1億2000万で年間3万人自殺してもすぐには国は滅びないけれど、人口530万で年間3万人自殺したらマジで国家存亡の危機だ。
おそらく、どんなにハイスペックな「ハード」を用意しても、そこに面白いものやかわいいもの、カッコ良いものなどの「ソフト」が入っていなければ、人の心は沈んでいくのではないでしょうか。
フィンランドにへヴィ・メタルバンドがやたらと多い理由もなんだか分かったような気がします。だってへヴィ・メタルバンドでもやらなければ日常が退屈過ぎるし鬱々とした感情も晴らしようがないから。
Amenがメールや荷物を送ってきたのも、おそらく彼のこれまでの人生で「ガレージキット」なるものを見たことが無くて、ただ純粋に珍しくて驚いただけなのかもしれないw
それではもっと作って送ってやろう・・・ということでAwaを進めます。
写真では潰れて見えにくくなってしまいましたが、顔全体に皺の彫刻を入れました。こうして皺のディティールを入れながら盛ったり削ったりして形を整えていこうかなと。
本物の顔の方は、このバージョンより全員彫刻のディティールがより”はっきり”したものとなり見やすいと言えば見やすいものになりましたね。
まあ細かい彫刻を入れたところでステージに上がって照明を浴びたら全部分からなくなるし。むしろはっきりくっきりした皺の方が照明に映えてカッコ良いし(特に赤が良く映える)。
ただフィギュアの方は、敢えて本物にも無い細かい皺も入れてみようかと思っています。尚、本人の顔に似せることはあまり意識せず、「解剖学的な正しさ」を優先しようと思ってます。より沢山手を入れればそのうち自然な老婆顔になるでしょう。
しかし各種学校時代の老人メイクのアプライエンス彫刻の授業がこんなところで役に立つとは。
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