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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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第4回アート作品展 2017 in 秋田市



本日、秋田市に模型作品の展覧会を見に行ってきました。もともとは秋田市の拠点センター「ALIVE(アルヴェ)」にて開催中の別のイベントを取材する予定があり、その詳細情報を調べていたら偶然このイベントの情報も同じページに載っていたのでした。

展覧会の様子はこんな感じ↓





こんなジオラマの力作(しかもそのほとんどが大作)がズラリと並んでいて非常に見応えがありました。タミヤやドイツの模型メーカー「バーリンデン」のキットをベースにジオラマフィギュアをこれでもかと改造しまくった超絶技巧の作品の数々。中には全国レベルのコンテストで入賞した作品があったり、タミヤの情報誌に掲載された作者もいたりして、秋田県にこんなにアツい模型ムーヴメントがあったとは意外でした。今までぜんぜん知らなかった…。しかも今回で「第4回」ってことは過去に3回もやっていたということ。それを今までずっと見逃していたなんて実に惜しいことをしました。もっと秋田県内の情報にアンテナを張らなければならないと心底思いましたね。



もうこんなフィギュアの仕草一つ一つを観察していたらいつまでも鑑賞できます。ずっと眺めていても飽きません。どの角度を切り取っても"絵"になります。

ところでなんで秋田市ってこんなにミリタリー系のモデラーが多いのでしょうか?自衛隊の駐屯地があるから?

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韮沢靖追悼画集出版記念展示会「BLOOD of NIRA’S CREATURE」











月曜日に阿佐ヶ谷アニメストリート内にある「キャラクターベース」にて開催中の故・韮沢靖さんの追悼画集出版記念展示会「BLOOD of NIRA’S CREATURE」を見に行ってきました。阿佐ヶ谷アニメストリートとは、JR中央線の阿佐ヶ谷〜高円寺間の高架下のスペースを再開発したエリアで、高架下にアニメをはじめとするポップカルチャーに関連した様々なお店が入っています。「BLOOD of NIRA’S CREATURE」が開催されている「キャラクターベース」はアニメストリートの入り口すぐのところにある展示会スペースみたいなところで、面積は正直あまり広くはありませんでしたが、その中に韮沢さんが生前描かれた大型サイズの直筆イラストを中心に様々なオリジナル作品が展示されていました。


入場は無料ですが場内の撮影は禁止。


晩年の韮澤さんは、同じく阿佐ヶ谷にあるギャラリー「白線」にて何度も展覧会&ライブペインティングを開催されており、東京にいた頃私はそれが開催されるたびにいつも見に行っていました。韮澤さんは大概片手にビール、片手に黒の油性マジックを持ってほろ酔い加減で、でも下描きもなく一気にボードに絵を描いていました。普通、酒飲みながら酔っぱらって油性マジックで下描きもなく一気にクールな絵を描くことができますか?プロでもそれができる人って少ないと思います。しかも韮澤さん、手元でどんどん出来ていく絵は凄いのに、それを「凄いことをやっている」風情を一切出さずに、落書きでもしているかのような雰囲気で描いていたのです。そして最後にコピックで彩色して仕上げるのですが、全て一発で決めるその手法は日本画に近かったのかもしれません。日本画家が墨と岩絵の具でやっていたことを、韮澤さんは油性マジックとコピックでやっていたのではないでしょうか。
「BLOOD of NIRA’S CREATURE」で展示されていた大型サイズの作品は、いずれも「白線」で開催された展覧会&ライブペインティングで描かれたものでした。私はほんの数年前にそれらが完成していく様子を目と鼻の先で見ていたのに、それを描いた人はもうこの世にはいない…。それがなんとも切なかったです。

なお、「BLOOD of NIRA’S CREATURE」は今月の26日(日)まで開催されています。前述のとおり無料なので是非見に行って下さい。会場では追悼画集やグッズ類も販売されています。概要は以下。

『BLOOD of NIRA’S CREATURE』
韮沢靖追悼画集
ー出版記念展示会ー
開催日時:
2017年 2月9日(木)~26日(日)
月曜日~木曜日/13:00~19:00
金曜日~日曜日/13:00~20:00
※最終日26日(日)は17:00迄
入場無料
会場:
阿佐ヶ谷アニメストリート キャラクターベース
〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2丁目40-1

BLOOD of NIRA's CREATURE 韮沢靖追悼画集
BLOOD of NIRA's CREATURE 韮沢靖追悼画集

UNDEAD GREENBLOOD 仮面ライダー剣(ブレイド) 韮沢靖 アンデッドワークス 新装版
UNDEAD GREENBLOOD 仮面ライダー剣(ブレイド) 韮沢靖 アンデッドワークス 新装版

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奥羽本線のせいでSendai I・Doll VOL.5が惨敗だった件

本日「Sendai I・Doll VOL.5」に出展してきました…が、結果から言うと散々でした。原因は全てJR奥羽本線のせいです。

私は秋田県横手市というところに住んでいるのですが、朝一で新幹線に乗れば仙台で開催されるイベントの搬入時間まで余裕で間に合うんですよね。今回の会場である「夢メッセみやぎ」もかなり辺鄙な海辺にある国際展示場ですが、だいたい10:30頃には到着するんですよ。ところが、今朝最寄りの駅に行ったらなんと上下線双方が雪害のため運休。それでも除雪して1時間遅れで動き出したのですが、動き出した後も途中の駅で止まり続け、なんだかんだ定刻より2時間以上も遅延するという自体になってしまいました。当然予定していた新幹線には乗れず、それでも席を振り替えてもらって仙台まで行くことはできたのですが、夢メッセみやぎに到着したのは12:00過ぎ…。展示即売会系イベントに出展している方なら、開場から1時間を逃すことがどんなに重大なことかお分かりでしょう。来場者は、入場して真っ先にあらかじめ予定していた「欲しいもの」をGETします。それから余った時間で場内を見て周り、その場で見て気に入ったアイテムを購入します。つまり開場から1時間を過ぎた頃には来場者の大半が欲しいものを買ってお金を使ってしまっているのです。そうなると、もう高く設定したアイテムは売れません。ということで、今回の売り上げは東北で活動を開始して以来のワーストを更新。ぶっちゃけ出展料代すら元がとれていません。

ブースの様子は以下のとおり↓










んふんふ(売り子の仕事をしています)


んふんふ?(シャレオツ?)

今回30枚超と過去最多の物量で挑んだのですが、それでもブースの半分しか埋められてませんね。じゃあブース全体に広げるには60枚作らないといけないってことか…。

なお、イベント終了後は家に帰らず上りの東北新幹線に乗り今東京にいます。今回のために製作した新作の大半が残っているので、後で西荻窪の「ニヒル牛」に納品したりminneで通販しようと思います。何気にドール用仮面を東京で販売したのは一回きりなので、むしろ東京のお店で販売することの方がレアというこの状況。オビツヘッド用とSD用ではどちらに需要があるんでしょうか?

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「親子のスルメ市」に出展してきました

本日2月11日(土・祝)に秋田県横手市増田町の蔵カフェ「旬菜みそ茶屋くらを」(Facebook/Twitter/Google+)にて開催された「親子のスルメ市」に特殊メイク体験コーナーで出展してきました。以下は場内の写真です。


これはまだ準備中。

このイベントではお店の全てのエリアが会場として使用されていますが、ブース出展のメイン会場となっているのは町の中でも最も古い貴重な内蔵(うちぐら)です。そんな貴重な場所を思いっきり装飾しているなんてかなりレア!








さりげなくなめこ。

本日は朝からずっと雪が不離、時間によっては吹雪になることもあり、こんな天候で観光客なんて来るのだろうかとかなり心配でしたが、10:00を過ぎたあたりからかなりたくさんのお客さんが来て下さいました。






私の特殊メイクブースはまあいつもどおりな感じでした。なんだかんだ20人くらいメイクしたでしょうか。やはり他のイベントと同様に小学生くらいの子供が大半でしたが、中には敢えて顔にメイクした大人のお客さんもいらっしゃいました。




本日はイベントということでくらをさんのメニューも軽食のみとなっていましたが、軽食とは言えかなり大ボリュームでした。というか全部安い!

なお、イベントは明日2月12日(日)も開催しています。出展内容やタイムスケジュールなどはイベントの公式Facebookページをご覧下さい。また横手市およびその近郊にお住まいの方は是非遊びにいってみて下さい。イベントには「親子」とありますが、大人だけでも十分楽しめます。

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ダリ展に行ってきた


12月11日(日)の日記になりますが、東京・国立新美術館に「ダリ展」を見に行ってきました。ダリは私が中学生の頃から好きな画家です。




それにしても会期最終日の1日前、それも日曜日に行ってしまったので場内は激混み!チケットを買ってから展覧会場に入るまで1時間も列に並ばなければなりませんでした。

もちろん展覧会場内は撮影禁止だったので写真はありません。以下は出口付近にあったショップの写真です。


この展覧会の開催に先立ち行われた「ダリ能」で使用された能面。


ピンバッジ


しおり


ガチャではなくダリの妻ガラにひっかけた「ガラガラ」。カプセルの中からは絵画の一部を抜き出したピンバッジが出てきます。なぜか一回「1ダリ=300円」と場内限定通貨に替えないと回せませんでした。


つまり1回し300円。一応お札みたいなのがもらえます。


あと謎だったグッズが「えびせん」。なんでダリでえびせん?


Tシャツとトートバッグはギャラリーショップではもはや定番。




凄く欲しいと思ったのがこれらのフィギュア。ダリの絵画に出てくる人物(?)や動物(?)やオブジェのフィギュアって最高じゃないですか!でも高い…。

この展覧会を見てまず頭に浮かんだのは、故・韮沢靖さんが以前仰っていた「何でも食べて最高にカッコ良いうんこをひねり出す」という言葉です。初期のダリは印象派からキュビズムからリアリズムまでありとあらゆる手法を試しており、しかもそっちで活動してもやがては大成しただろうな、というくらい上手いのです。それらの試行錯誤の時期を経て遂にダリならではのシュールレアリズムのスタイルを確立し、さらにガラで出会ったことで表現と仕事の幅を広げていきます。面白いことに、その様々な「仕事」で若い頃に試行錯誤した様々な手法がまた生かされているのです。私がこの展覧会に展示されていた全ての作品の中で最も印象に残ったのは、”いかにも”なダリのシュールレアリズム作品群ではなく、「不思議の国のアリス」の絵本の挿絵の仕事(!)で描いた水墨画風のイラストでした。もちろん墨ではなく様々な色の水彩絵の具で描かれてはいたのですが、その迷いのない勢いのある表現はまさしく水墨画で、もしダリが本格的に水墨画を学んでいたらその分野でも一廉のアーティストになっていただろうと想像できました。ダリはまさにオールラウンダーな人だったんですね。

なお、既にダリの画集はいくつか持っているので図録は敢えて買いませんでした。まあ重くてかさばる本を持ち歩くのが嫌だったというのもあるんですけどね。

もっと知りたいサルバドール・ダリ (生涯と作品)
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ダリ全画集 (タッシェン・ミディアートシリーズ)
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