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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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江口寿史展 KING OF POP in 横手市増田まんが美術館



先月自分の備忘録がてら告知記事を書いた「江口寿史展 KING OF POP」ですが、遂に行ってきました。結論から言うと最高でした。これが500円で見れるなんて絶対まんが美術館は儲かってません。商売ッ気が無いにも程があります。


入口はこんな感じ。

漫画家・江口寿史(えぐちひさし)先生は、1977年に週刊少年ジャンプにて「恐るべき子どもたち」でデビューし、続いて同誌に「すすめ!!パイレーツ」を連載。連載3作目となる「ストップ!!ひばりくん!」はTVアニメ化もされるなど大ヒットを飛ばし江口先生の代表作となります。とは言え、今回の展覧会「KING OF POP」では先生がイラストレーターとして手がけられた作品の展示が多く、これまでまんが美術館にて開催された原画展とは異なり、「漫画の生原稿をじっくり見る」というよりも、絵画鑑賞に近い雰囲気でした。ちなみにこの展覧会は2015年に刊行された江口先生の集大成画集「KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集」(玄光社)に合わせたもので、昨年より全国を巡回しているとのこと。これまでの開催地が、福岡県・北九州市漫画ミュージアム、神奈川県・川崎市市民ミュージアム、東京・お茶の水の明治大学・米沢嘉博記念図書館など。それがよくもまあこんな田んぼのど真ん中で最寄り駅も無いクソ田舎の施設に来たもんだと心底驚きました。それで入場料500円、学生に至っては300円ですからね。

展示は前述のとおり漫画原稿の他にイラストレーション作品もあり、いずれも作品別・年代別に並べられていました。中には意外なお仕事もあり、早川書房のミステリー文庫の表紙や、ファミレスのデニーズのメニュー用のイラストもあるほど。さらには女性誌やらワインのガイド本、学生雑誌などなど、ジャンルを選ばない広範囲な仕事量に圧倒されます。江口先生も最近ではデジタルに移行されているそうですが、それでもデジタル処理するのはペイント時だけで、下書きとペン入れはアナログのままだそうです。そのせいかどのイラスト作品もどこか温かみが感じられ、所謂"萌え絵”ではない「確かにこんな感じの人実際にいるな」と思わせる現実感がありました。なお、場内には2016年内発売予定の「ストップ!!ひばりくん!」ドールの見本も展示されていました。時期的におそらく今回初公開なのでは?ただ作品を並べるだけでなく関連グッズもさり気なく展示するところが増田まんが美術館の特徴です。



入口正面にあるミュージアムショップでは江口先生の描き下ろしイラスト&サイン入りの画集が買えますが、私が見た時点で既に残り10冊を切っている感じでした。


缶バッジガチャも用意されていますが1台は既に完売。

ということで江口先生の作品をじっくり堪能したい方はなるべく早めに行くことをオススメします。5月3日(火)と4日(水)には江口先生によるライブスケッチ会とサイン会もあります。この施設、クソ田舎にあるもんだから如何せん集客力が弱く、有名な漫画家が来館する度に申し訳ない気持ちになります。とにかく秋田県内及び近隣の江口ファンは万難を排して駆けつけて下さい。


入場特典としてポストカードももらえます。

詳細はこちら(まんが美術館公式サイトより)

http://manga-museum.com/event

KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集
KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集

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