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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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パッチテスト

次回の秋田ふるさと村の特殊メイク体験コーナーのため改めて準備をしています。


これはパッチテスト。私は学生時代からこうした一般人向けの特殊メイクサービスでスリップラバーアプライエンスを使用する際は、接着剤として「スピリッツガム」を使用しています。

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もともとは海外のメーカーが販売しているものですが、容器を詰め替える形で日本の舞台用メイク道具のブランドが発売しています。ところがこれ、確かに接着力があるのですが、接着力があり過ぎるのです。どれぐらい剥がれないかというと、風呂に入ってふやかしてようやくキレイに取れるくらい。ベリベリっと一気に剥がしてもいいんですが、肌に接着剤が残って鬱陶しいんですよね。専用のリムーバーもあるのですが…


これは元のメーカーのボトルですが日本のメーカーも小分けして売ってます。

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でも、「取りたくなったらまたブースに来て下さい」というのもお互い面倒な話です。一般人向けの特殊メイクでは「如何に長持ちさせ」かつ「取りたい時にキレイに取れるか」を両立させなければならないのが大変です。

そこで考えた。アプライエンスと同じレイテックスで接着してしまえばいいんじゃないかと。で、上記の写真のとおり、レイテックスで作ったアプライエンスをレイテックスを接着剤に自分の腕に貼ってパッチテストをしてみたという訳です。

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↑商品名は「ラテックス」ですが英語の発音としては「レイテックス」が近い

これはゴムが乾く前の液体の状態のものなんですが、実はつけまつ毛の接着剤の原料だったりします。これがつけまの接着剤と考えると1kg2430円は超お得!!ということは、基本的に人体に利用してもOKということ。またアプライエンスと同じ材料なので馴染むのはまず間違い無いし、ちょっとした水仕事程度では撮れず、また剥がしたい時はスピリッツガムよりも簡単に剥がすことができます。ただ、人によってはゴムアレルギーの人もいるかもしれないし、夏に手や腕にゴムシートを貼り付けるようなものなのでムチャクチャ蒸れる等といったデメリットもあるのですが…でも、現状はこれがベストかなと思っています。
ちなみにこれ、肌に直接塗ると体温でどんどん乾いていくので、広範囲にド派手にメイクしたい時に便利です。例えば火傷を作る時に便利です。

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お化け屋敷「怨霊病院」特殊メイクブース2日目


急遽夜から新しいアプライエンス作りを始めました。作り方は適当なプラ版の上に油粘土(ダイソーで100円)で彫刻するというもの。超急いだので彫刻時間は全部で1時間もかかってません。


で、完成したらすぐにブロックで壁を作ってシリコンを流します。こうしたレイテックス(液体ゴム)を使ったアプライエンスは「スリップラバーアプライエンス」というのですが、本当なら石膏で型取りをした方がいいです。なぜならシリコンだと柔らかく滑らかで型離れがいいから。作るのがアクセサリーのパーツやフィギュアだったらむしろそれでOKなのですが、今回のような特殊メイク用のアプライエンスを作る場合、気をつけないと型のレイテックスを塗っている最中にペラリと剥がれてしまうのです。しかしそんなことは言ってられません。いま手元にあるやつでなんとかしないと間に合わない!


シリコンの硬化剤を普段の5倍入れたので速攻で硬化しました。


そして筆で素早く型にレイテックスを塗っていきます。急いでいる時は極力薄く塗って乾きやすくし、何層も塗り重ねる方が早くできます。だいたい7層〜10層くらい塗ればちょうどいい感じです。


こんな感じで朝の4:00くらいまで作業をして、その後4時間寝て特殊メイク2日目!


現地にも型とレイテックスを持って行きその場でアプライエンスを作りながらお客さんにもメイクしたのですが、本日はなんと!前日のちょうど2倍の34人ものお客さんが来て下さいました。合計4時間の出展で34人ということは……約7分に1人のペースでメイクしていた計算に……これ、ペース的にはTrick or Treatのハロウィンパーティとそんなに変わらないような…まさか秋田でこんなに盛況になるとは全く予想していませんでした。来て下さった皆様どうもありがとうございました。

「実際の特殊メイクの写真は撮ってないのか?」とFacebookの方で聞かれたんですが、このペースなもんでとても撮影している暇がありません。ということでお客さん、是非メイク写真をFacebookやTwitterやInstagramにUPして下さい。LINEで共有してくれてもぜんぜん構いません。むしろ宜しくお願い致します。

次回の出展日は8月8日(土)と8月9日(日)です。時間は今回と同様に10:00〜12:00と13:00〜15:00です。

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お化け屋敷「怨霊病院」特殊メイクブース1日目

以前のブログで「これからしつこいくらいに告知していきます。」と言っておきながらその後忙しくて全く告知できていませんでした。




ということで、本日より秋田県横手市にある複合レジャー施設「秋田ふるさと村」のお化け屋敷企画「怨霊病院」の一環として特殊メイクブースの出展が始まりました。




私の特殊メイクブースはこんな感じ。お化け屋敷の受付がある劇場内に入る扉の前にあります。



秋田ふるさと村のスタッフの方が看板を作ってくれていました。


そして私は客寄せパンダとしてダミーヘッドを持って行きました。これが結構効果絶大で、これのお陰でたくさんのお客さんが足を止めてくれました。


今日来てくれたお客さんは、午前中2時間で7人、昼休憩一時間を挟んで午後2時間で8人と合計15人でした。計算するとだいたい15分に1人のペースでメイクしていたということ。秋田県で、それも初の試みでこのペースは結構良い感じではないかと思います。レイテックス・アプライエンスも用意していきましたが、終了時に残っていたのはこれだけ。看板にある人面疽が一番早く無くなってしまいました。

明日も同じ時刻・時間にブースを出すのですが、これでは少々心もとないのでこれから急遽新たなアプライエンス製作に入ります。果たして明日まで間に合うのか…。

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ご当地ジバニャンキーホルダー2

前回無かった新しい東京限定ご当地ジバニャンを発見したので早速購入しました。


「もんじゃ焼き」を焼いているジバニャンです。ポイントは頭の”ねじり鉢巻”。両手に持つハガシ(ヘラ)もかわいい!




ちゃんと結び目まで彫刻されているし、二股に分かれたしっぽも造型されています。これ、確かにカワイイのですが、ねじり鉢巻&腹巻の組み合わせのせいでどう見てもジバニャンが「下町のオヤジ」感作炸裂なのです。敢えてそれを狙ってんのか?

そういえば腹巻き繋がりで「男はつらいよ」のパロディネタって無いんだろうかと思ってるんですが今まで出てきたことありましたっけ?秋田県はアニメ版妖怪ウォッチが9ヶ月遅れなのでリアルタイムの話題についていけないんですよね。コマさんのテーマなんてかなり「男はつらいよ」のテーマ曲に似てると思うんですが。


妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団 (【特典】・レッドJメダル(Bメダル)・赤猫団オリジナルステッカー 同梱)
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Wonder Festival 2015 Summer

今日は幕張メッセまでWonder Festival 2015 Summer(通称ワンフェス)を見に行きました。


ワンフェスとは毎年夏と冬に開催されている模型・フィギュアなどの立体造型作品の祭典で、今ではコミケと並んで”オタク詣で”イベントとして知られています。造型作品の出展イベントなので武器など長物が伴うコスプレも許可されているのでコミケよりも手の込んだコスプレイヤーさんが多いのも特徴です。私も以前何度か出展しているのですが、何だかんだ出展料が2万円かかるので”毎回”というわけにもいきませんが。しかし傾向としてデザフェスよりもはるかに「買うぞ!」と気合を入れて来ている人が多いので黒字にはなるんですけどね。

で、今回は見るだけということで「10:00開場だから12:00過ぎに行けばすんなり入れるだろう」と予想して行ったらこの有様。


ちなみにこの時の気温は37°確実に死ねる。とは言え昨日のHIJFと違い15分程度で入れましたが。それにしても入場料2000円するのにみんなよく来るなー。まあ私もその一人なんですが。


中に入れば涼しいのですが、この人混みの中歩きまわるので結局汗だくに。改めて写真を見ると脱水症状にならなかったのが奇跡としか思えない…

いろいろ写真を撮ったのですがその一部↓




寺田さん筆の絵がほぼそのまま立体になっているという凄さ。




今回はエヴァ20周年記念の展示が行なわれていました。


刀匠の方が名前を彫ってくれるサービス。刀剣乱舞特需の影響でしょうか。というか場内は早くも刀剣乱舞の版権フィギュアてんこ盛り状態でした。2月にサービスを開始して今7月だから、版権申請の期間も考えると、ディーラーの皆さんは2ヶ月程度で原型を完成させたことに…凄い!




プレデターはアクセサリーと小物のコーディネイトが何気にセンス良し。

ここは毎回ワンフェスで楽しみにしている島です↓


3Dプリンタやカッター、3Dモデリングツールなどデジタル環境での原型製作・複製に特化した出展なんですが、ここに来るたびに「3Dプリンタ欲しい…原型製作環境を全てデジタルに移行したい…」と思いながらも具体的には何一つ動いていなかったりします。個人向けデスクトップ3Dプリンタも早く紙のプリンタ並の値段にならないですかね?せめて税込みで3万円台とか…






作例にV8エンジン発見www ある程度予想はしていましたが。っつーかモノ作りやってる人なら確実い観るでしょ「マッドマックス 怒りのデス・ロード」!



こういう原型彫刻→シリコン型製作→キャスト注型という手法では絶対にできない繊細な”透かし”もできるのが3Dプリンタの強み。


あと今回発見した便利そうな素材。


ブースではコスプレ衣装製作の材料として紹介されていましたが、私はアクセサリーにも十分使えると感じました。ウレタン系の二液混合で硬化するタイプの素材なんですが、石膏やシリコンの型、切り出したウレタンシートの上などに「刷毛」で塗って硬化させることができるというもの。型に塗った場合はテスクチャも正確に反映され、切り出したウレタンシートの上では表面の強化・保護もできる。さらに「クリアー」タイプは顔料を混ぜてクリアーカラーにもできるし、硬化後も柔軟性があって黄変しないなどとにかく優れものらしいのです。それに比べてUVレジンよりもグラム単価が安い。最強だろこれ!と思いましたが、素材自体の粘度が高いため、真空脱泡機を使わないと覚範時に混ざった気泡が抜けないのだとか。でも気泡も”味”ということで作品に活かすのもアリなんじゃないでしょうか?

なお、会場で便利な素材を見ても「これから1〜2kgもある素材を持ち歩くのか…」と考えるとその後の行動が嫌になるのでw 現地では敢えて買いません。パンフレットなどを貰って後日Web上から発注します。他のクリエイターの作品だけでなく、新しい素材やツールに出会えるのもイベントの魅力の一つですね。

こんな感じで今回は特に買い物はしませんでしたがガッツリ各ディーラーのブースをチェックしました。他の人の作品を見ると早く自分も何か作りたくて居ても立っても居られない心理状態になります。特に週末2日連続でイベントに行ったのでなおさらです。猛暑日にブチ当たって灼熱地獄でしたが

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