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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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キャスト(無発泡ウレタン樹脂)に着色してオリジナルカメオを作ってみた

昨日の記事の続きです。

自作カメオの原型から無事にシリコン型を作れたのですが、問題は「複製」です。なぜなら通常のアクセサリーパーツやフィギュアと同様にキャスト(無発泡ウレタン樹脂)でただ複製しても面白くないから。モチーフを白く、バックを色付きにしないとカメオっぽくなりません。

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↑やはりこういう感じじゃないとカメオとは言えない。

ところが実際にこれを自分で作るとなると複製作業がめんどくさいのなんのって。


このシリコン型の…

1.モチーフの部分にだけ着色していないアイボリーorホワイトのキャストを流す
2.半分くらい硬化するまで待つ
3.モチーフ部分が完全硬化する前にバックとなる部分に着色したキャストを再度流す
4.それが硬化するまでさらに待つ
5.完全硬化したら取り出す

普通ならただ流して完全硬化するまで待てばいいのに、キャスト流しが2段階になっているので手間も時間もかかります。当然1日あたりの生産数は少なくならざるを得ません。

あと一番難題なのが「何を使ってキャストに色をつけるか?」。今は模型用品各社からキャスト専用の着色剤もいろいろ出ているんですが、ぶっちゃけ高い!

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感想(0件)


↑ちなみにこれは塗料の「Mr.カラー」でお馴染みGSIクレオス社の「Mr.キャストナー・リキッド」シリーズ。

私としてはそこら辺にあるもので済ませてしまいたい。


キャストの特性に「水分が混ざると一気に泡立ち”発泡ウレタン”と化してしまう」というのがあります。なので水性のアクリル系塗料を使用するのはNGです。もちろん水彩絵具やアクリル絵の具もダメ。またラッカー系塗料やエナメル系塗料も水性ではないものの、大量に入れてしまうと化学反応で発泡したり硬化不良を起こしてしまいます。様子を見ながらほんのちょっと入れるくらいならギリ大丈夫ですが。


上記2つは敢えてラッカー系塗料を多めに入れてみたもの。表面に気泡が出ていないので使えるっちゃあ使えるんですが、上手く複製できるかどうか毎回バクチなので安心できません。

そこで、現時点で私が使用しているのは粉末状になっているタイプの「食紅」。

食紅の利点はとにかく安くてどんなクソ田舎でも容易に入手できること。今時100円ショップでも売ってます。塗料を買うよりはぜんぜん安い。さらに食品用なので安全。ただし液体状のものは水性になるので使えません。


食紅を使って本日複製したカメオ達。なかなかいい感じにできました。

しかし食紅も完全とは言えません。如何せん粉なのでちゃんと撹拌しないとダマになるし、キャストが硬化するまでに粒子が下に沈殿し、結果カメオの表面に荒い粒が出てきてしまうのです。まあそれも見ようによってはいい味になってるんですが。とりあえず今回は食紅を使っていくつか作ってみたいと思います。明日は「緑と赤を混ぜて茶色」とか「赤と黄色を混ぜてオレンジ」とかを作ってみましょうかね?

●今回使ったもの●

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