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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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巨大画で描かれる東日本大震災5・気仙沼

本日、市民図書館で借りていた本を返却しに同館が入っているせんだいメディアテークに行ったのですが、本日より1階オープンスクエアにて画家の加川広重さんの巨大水彩展「巨大画で描かれる東日本大震災5・気仙沼」が始まっていました。私は今回初めて見たのですが、看板には”第21回”とあったので、震災以降幾度も開催されている展覧会だったんですね。

巨大画とタイトルにあるだけあって、そのサイズは相当なもので、真正面から作品お全てをフレームに収めることができません。高さだけでもオープンスクエアの床から天井までギリギリで、横幅もオープンスクエアにピッタリ収まるという具合。


前にいる人と比べるとその巨大さがお分かりいただけるでしょう。




前からの撮影はこれらが精いっぱい。

今回展示されていた作品は2枚でしたが、このサイズだとそれ以上展示することはまず不可能でしょう。鑑賞する方も2枚見るのでせいいっぱいです。大きいのだからそれだけ見応えもありますし、見るべき点も多いですからね。


正面に展示されていた作品は、震災で津波をかぶった被災地に雪が降っている景色を描いているのですが、実はこれは現実の風景ではなく、いくつかの被災地の風景を組み合わせた架空の景色で、そのためリアルながらもどこかシュールレアリズム絵画のような雰囲気も感じられました。あと一番印象に残ったのは、地震と津波で破壊された凄惨な風景でありながらも「退廃美」があったことです。それはもう一枚の作品も同様で…


これは津波で陸に上がってしまったタンカーが夕日に照らされている作品。確かに津波にで何もかもなくなったところにタンカーがある風景は悲壮ではあるのですが、そのサイズも相まって実に雄大で荘厳な雰囲気さえ感じられるのです。やはり絵画はただ悲惨・悲壮なだけでな人の心に残らないのだと思いました。


うっかり逆に貼ってしまいましたが、会場ではこれまでの加川さんの作品を基にしたポストカードや作品集も販売されています。展覧会は19日(日)の17:00まで開催されているので、お時間のある方は是非見に行ってみて下さい。

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