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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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500円ポッキリで国登録有形文化財の中で矢口高雄と小島剛夕と能條純一と東村アキコの複製原画400枚を鑑賞できて写真も撮り放題な展覧会

最近更新が停滞しています。それもそのはず、何も作っていないからです。
最近やっと雪が完全に溶けたので積極的に外に出ています。

今日は町の商店街に展覧会を見に行ってきました。


矢口高雄、小島剛夕、能條純一、東村アキコの複製原画400枚が展示されている『蔵とマンガ 異文化交流 序章「マンガアート展」』です。

このブログにも何度か書いているのでご存じの方もいるかもしれませんが、私の町には日本初の漫画専門美術館「まんが美術館」があります。それが市長の提案により”世界有数の「漫画の聖地」”とするため今年から2年をかけて大規模リノベーションされることになりました。それにしても、1995年に当時のバブル景気の残りカスを引きずって建設されたハコモノとは言え、それなりに町の観光資源となっていた施設が2年間も使えなくなるのは大打撃です。そこで、休館中は町内にある施設を代わりに使用し”移動特別企画展”が開催されることになりました。その第一弾がこの『蔵とマンガ 異文化交流 序章「マンガアート展」』です。会場は商店街(横手市増田伝統的建造物群保存地区)の中の蔵カフェ『旬菜みそ茶屋「くらを」』の中にある内蔵(うちぐら)。ちなみにこのお店の内蔵は江戸時代に作られた町内で最も古い内蔵で国登録有形文化財に指定されています。そんなところで有名漫画家の作品を鑑賞する展覧会って全国的にもかなりレアなイベントではないかと思います。


尤も、当然ながら展覧会をするために作られた場所ではないので作品保護のため展示されているのは”複製”原画ではあるのですが、そのため会場内は一般客でも撮影OK(フラッシュはNG)!しかも入場料は大人でも500円ポッキリ!国登録有形文化財の中で矢口高雄と小島剛夕と能條純一と東村アキコの複製原画400枚の写真撮り放題って凄くないですか?


入口はこんな感じ。








矢口高雄先生の原稿。「まんが美術館」の建設は矢口先生が以前から町に陳情していた案が元になっていたとのこと。










まんが美術館は22年間運営されてきたので、その間漫画家の生原稿だけでなくサイン色紙も大量に貯まっており、今回はその一部も展示されていました。












あと会場には「まんが美術館」のリノベーション案も展示されていました。

ゆっくり一枚一枚見ていたら余裕で1時間以上は経ってしまうので、ご来場の際はだいたい2時間くらいの余裕を持ってお越し下さい。

まあ今日がこの展覧会の初日で、私は午後14:00くらいに行ったのですが、ものの見事に来場者は私しかいませんでした。日曜日で、外には町並みや内蔵を見に来た観光客もいたというのにこの動員ってぶっちゃけヤバくないですか?そう、このまんが美術館および主催イベントは施設や企画内容は良いのにPRが洒落にならないくらい下手クソなのです。私が普段ソーシャルメディアPRコンサルタントをやっているから余計にそう感じるのかもしれないのですが、今時美術館の公式ブログはおろかTwitterアカウントやYoutubeチャンネル、LINEアカウント、Instagramアカウントもないって尋常じゃないですよ。一応Facebookページはあるのですが”中の人”による情報発信はなし…。それでも新聞や回覧板にイベントのチラシでも折り込まれていればまだ地元民は「今度こんなイベントがあるんだな」「まんが美術館いつもがんばってるな」とか何とか分かるのですが、それすらないので、観光客どころかそもそも地元民すら今まんが美術館がどうなっているのか?何をやっているのか?を知ることができないのです。オンラインどころかオフラインの情報発信も貧弱なら、どうやって情報を得るか?それは「自分からまんが美術館の公式サイトに行って調べる」「新聞やテレビニュースなど他社メディアの取材を見て知る」のどちらか。これではまともに動員なんて稼げるわけがありません。今の時代、ブログ、Twitter、Facebook、Youtube、LINE、Instagramの存在を知らない人なんていないと思うんですが、中の人および市は一体何を考えているんでしょうね?もしかしてPRというもの自体知らないとか?…何ならPR指導するんで仕事下さい。無論ギャラ有りで。

ということで展覧会自体は非常に見応えがあるので興味のある方は是非行ってみて下さい。




なお、くらをさんは前述のとおり蔵カフェなので飲食も可能です。こちらのメニューも是非お試し下さい。私のオススメは「味噌キャラメルソフト」です。

『蔵とマンガ 異文化交流 序章「マンガアート展」』の概要は以下のとおりです。

内容:
横手市増田まんが美術館全原画収蔵4作家(矢口高雄氏、小島剛夕氏、能條純一氏、東村アキコ氏)の400点を超える作品(複製原画)を展示。 プロジェクターによるマンガ原稿のスライドショー上映。 単行本閲覧コーナー。ほか

会場:
旬菜みそ茶屋「くらを」 展示スペース
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字中町64

会期:
平成29年4月22日(土)~平成29年5月14日(金)
休展日:4月26日(水)、5月8日(月)、5月9日(火)、5月10日(水)

時間:
午前10時~午後4時30分(最終入場は午後4時)
※旬菜みそ茶屋「くらを」の営業時間は午後4時まで

入場料:
一般・大学生 500円、高・中学生 300円、小学生 200円(幼児無料)
※団体割引は10名様から2割引き
※障がい者割引あり

主催:
横手市/横手市増田まんが美術館

協力:
一般財団法人横手市増田まんが美術財団

※5月3日には矢口高雄先生のサイン会も開催されるそうです。詳細はこちら

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