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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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特殊メイク体験コーナーの写真

先日まで秋田ふるさと村にて出展していた特殊メイク体験コーナー、やってる最中はとにかく忙しくてお客さんにした特殊メイクの写真など全く撮影できていなかったのですが、最終日に来てくれた親戚が現場を撮ってくれていました。以下はその様子です。







お客さんの顔が見えないように一部トリミングしています。

こんな感じで長机の両端に道具やら展示物やらを於いて中央で向い合ってやる感じ。顔にメイクするときは少々乗り出さないといけないのですが、手や腕にやるときはやはりこのセッティングが安定します。

ということでハロウィンイベントに特殊メイク如何ですか?

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備忘録:ゆざわグリーンマルシェ

昨日秋田ふるさと村でフライヤーを見かけて偶然知りました。





フライヤー画像はイベントの公式Facebookページより。開催概要など詳細も全てFacebook上で告知されています。

この「ゆざわグリーンマルシェ」は秋田県湯沢市にて開催される手作り作品と手作りフードの野外出展イベントです。会場は湯沢市の総合体育館の隣にある公園「湯沢ヘルシーパーク」。手作り作品の出店数は計32組でフード出店は8店舗。フライヤーの裏に出店者一覧があったのですが、湯沢市内及び近郊からの出店だけでなく、隣の岩手県からの越境出店もあるとのことで、なかなか気合の入ったイベントのようです。フードも酵母パンからケーキ、コーヒー、かき氷、野菜、軽食などバリエーション豊富でご飯の心配もなし。というか会場周辺って何気に飯屋が無いんですよね。せいぜいコンビニがあるくらいで。

ということで秋田県南にお住まいの方は行ってみては如何でしょうか?私も家族と一緒に行く予定です。当日晴れれば。


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お化け屋敷「怨霊病院」特殊メイクブース最終日

本日、遂に秋田ふるさと村のお化け屋敷「怨霊病院」特殊メイク体験コーナー最終日です!



以下は本日の見本です。






指の関節にメイクして「ヤクザ」というのを思いついたんですが、やはり動きの多い場所なのですぐによれるし取れてしまう…


こっちは「2回やらかしたヤクザ」

最後だからお客さんいないかな…と思いましたが、むしろ最終日だからこそ”見納め”という感じで多くの動員があり、その分特殊メイクコーナーにもたくさんの方々が立ち寄って下さいました。その結果最終日にしてお客さん総数35人!前日までの動員と合わせて、期間中計275人ものお客さんが来て下さいました。日にちが分散していたとはいえ、人数的には東京のハロウィンパーティでのお客さんよりも多いです。今回初めて地元で特殊メイクをやりましたが、まさかこんなに多くの反応があるとは嬉しい誤算でした。おかげで製作したスリップラバーアプライエンスは全種類キレイに完売!東京での傾向と比べると、横手市は…

・とにかく子供が多い
 テーマパークなので余計にそうだと思うんですが、お客さんの大半が幼稚園〜小学生の子供でした。家族連れだけでなく子供たちだけで遊びに来ているグループも結構いて、日本最速で少子化が進んでいる県というのが嘘のような子供率でした。家族連れは最初子供たちだけ特殊メイクをするつもりが、見ているうちに保護者の方々もノリノリになり、最終的に家族全員傷だらけというケースが多かったです。

・すぐ取れるかよりも長持ちするかを気にする
 東京だと「すぐ取れますか?」「肌に問題はないですか?」と特殊メイクの除去について気にする人が多いですが、ここでは「どれくらい保ちますか?」「お風呂に入っても取れませんか?」「明日まで保たせられますか?」と除去云々、肌トラブル云々よりもとにかく”保ち”を気にする人が大半でした。そして「これからイオン(またはサティ)にも行くので取れないようにガッチリ付けて下さい」「帰ったらじいちゃんとばあちゃんにも見せよう」「このまま塾に行って先生をビックリさせよう」等、”誰かに見せる”ことを意識している人が多かったです。結論から言うと、どんな手法のメイクでも風呂に入ればさすがに落ちますし、そもそも見た目が劣化するのでベストな状態を明日に持ち越すのは不可能です。あと汗をかいたり水に濡れたりするのも劣化の原因。とは言え、おそらく家に帰って風呂に入るまではギリギリ保ったと思いますが。

・リアルな傷よりも現実ではあり得ないモチーフの方が好評
 東京だとド派手でグロい傷メイクの要望が多かったりするんですが(喉仏を切り裂きたい、深めのリストカットがしたい、片目を潰したい、顔を焼けただれたようにしたいetc... )、ここではそのような要望はなく、それよりも目玉と人面瘡のスリップラバーアプライエンスの人気がやたらと高かったです。特に前半期は午前中で用意していたアプライエンスが完売するほどで、こんなに要望があるならもっと量産しておけばよかったと後悔しました。

・技術的なことに興味を保つ
 おそらく将来の進路を考える年頃だからだと思うんですが、中学生〜高校生くらいの女子グループは「どうやればそういうのができるようになるんですか?」「どこでその技術を習ったんですか?」「材料は何を使っているんですか?」的な質問をする人が多かったです。ぶっちゃけると、スリップラバーアプライエンスに関しては楽天とAmazonの通販、及び100円ショップにあるもので全てどうにかなります。彫刻するための粘土とメイク用の筆類は100円ショップに売っているもので十分だし、それを型取るシリコン若しくは石膏は楽天で買うと安く(ついでにポイントも貯まる)、レイテックスと接着剤、ドーランも楽天/Amazonで買えます。ただ彫刻がネックなんですけどね。そこでハロウィンに向けて、スリップラバーアプライエンスを幾つか作り、接着剤を小分けしてセットにし一般向けに「特殊メイクキット」を販売したらいけるのではないかとふと思いつきました。やるかどうかまだ未定ですが。ちなみに私が行った専門学校(無認可校)は、講師への給料未払い、校舎の家賃未払い、脱税、国税局による差し押さえ、学費の不当表示で公取委から排除命令、手形の乱発、資金繰り悪化、学院長が金を持ち逃げ、約22億円の負債を抱え民事再生申し立てとおよそ思いつく限りの金銭トラブルを起こし尽くした挙句、特殊メイク及び造型を教える学科は廃止されてしまいました。こんなテキトーな学校だと事前に分かっていたらY沢高校で必至こいて勉強するんじゃなかったわ!ということで特殊メイクが学べる学校は各自ググって調べて下さい。

最後に、機会を下さった秋田ふるさと村様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございました。地元民はもっと秋田ふるさと村に遊びに行こう!あと横手市の皆様、ハロウィンシーズンのお仕事もお待ちしております。湯沢市でもOK。

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お化け屋敷「怨霊病院」特殊メイクブース7日目


1週間お休みを頂いて秋田ふるさと村のお化け屋敷「怨霊病院」特殊メイク体験コーナー7日目!学校の夏休みも終了し(東北の学校は8月中に学校が始まる)、もう山は過ぎただろう、もしかしたらもうお客さん来ないかも…なんて思っていましたが、初日と同数の17人のお客さんが来て下さいました。




↑自分の手にやった見本。連日忙しくて肝心のメイク写真を撮影する暇が全くありませんでした。

なお、本日を持ってお客さんの累計総動員数がピッタリ240人になりました!明日はいよいよラストです。お時間のある方は是非お越し下さい。

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お化け屋敷のつくり方

お化け屋敷のつくり方
お化け屋敷のつくり方

せっかくお化け屋敷関連の仕事が入ったのだから読んでみようかなあ…となんとなく軽~い気持ちで手にとった本です。

本書は、東京・お台場にある常設のお化け屋敷「台場怪奇学校」のホラープランナーユニット「幽霊ゾンビ」(齋藤ゾンビ/平野ユーレイ)さん共著の自伝&ビジネス書です。お化け屋敷がテーマのビジネス書はおそらく世界でもこれだけでしょう。それだけでも十分興味深いのですが、本書ではただビジネスモデルを紹介するだけでなく「人はなぜ自ら怖い体験をしようとするのか?」という心理面にも切り込んでおり、体験型のエンターテイメントコンテンツの分析としても非常に秀逸です。

「幽霊ゾンビ」さんが手がけるお化け屋敷は、内装や小道具などの造型物を見せて怖がらせるのではなく、限られた空間を上手く活かし、生身の人間による「脅かし」で怖がらせるという演出型です。どこで、どのタイミングで、どんな怖がらせ方をするのか?お客さんの心理を徹底的に考え抜かなければならず、且つ怖くないと飽きられ、怖過ぎると動員が稼げないというビジネス面でも難しい手法です。そこで2人はお化け屋敷に「恨みを残して死んだ幽霊」と人間(お客さん)とのふれあいのストーリーと「ミッション」を加え、さらに通常の怖いコースと並列して「こわくないコース」や「お化けと友達になれるコース」を作り多様化と差別化を図ります。その結果、「台場怪奇学校」に訪れたことでいじめの悩みを吐露したり、トラウマを開放したり、自殺願望を解消するお客さんまで現れ、何回も来店する常連客まで現れるようになります。人はなぜ自ら怖い体験をしようとするのか?それはエンターテイメント化された恐怖には精神を解放する効果があるからではないか?ということが文中で示唆されます。精神分析医あたりの感想も知りたくなってきますが、誰かお化け屋敷を論理的に分析してる学者とかいませんかね?

なお、本書のラストで2人は台湾進出をも果たし、国境を超えた恐怖の捉え方の違いにも直面します。台湾は親日的で日本のコンテンツが受け入れられやすい国として知られていますが、「恐怖」コンテンツに関しては、ロメロ作品のようなゾンビは人気でも日本の「呪怨」のような「じわじわ怖い」タイプはいまひとつとのこと。また、台湾では「人ならざる者」は全て上から降りてくるという認識で、幽霊も上から来るという感覚なのだそう。こうした国民性の差が垣間見えるエピソードも実に興味深かったです。

ところでどうでもいい情報なんですが、齋藤ゾンビさんが私と同じ専門学校卒で後輩にあたる人でした。残念ながらギリギリ学年はかぶってないんですが。もし私の学生時代にお化け屋敷のバイトがあったら絶対行ってたなあ…

ということで明日29日(土)と30日(日)は秋田ふるさと村のお化け屋敷「怨霊病院」の特殊メイク体験コーナーの開催ラストです。というかこのお化け屋敷の開催自体もラスト!ということでお暇のある方は是非明日、明後日秋田ふるさと村にお越し下さい。


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