忍者ブログ

memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

RSS TWITTER RssTwitter

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

変り兜: 戦国のCOOL DESIGN

資料用にこんな本を買いました。



戦国時代の甲冑は初期の頃こそ大型で角ばった「大鎧」がメインでしたが、時代を経るごとに徐々に体にフィットした小型のものに変化し、さらに織田信長が大活躍していた頃には防御とは全然関係ない装飾・デザインが加えられ、まさに「婆娑羅」の気風が色濃くなっていきます。そんな中最も職人と発注主である武将のデザインセンスが問われたのが「兜」。本書では、特にデザインが優れた「変り兜」のデザイン面だけに着目し、アート作品として軽いノリで紹介しています。どれくらいデザインのみに徹底しているかというと、キャプションには兜を収蔵している博物館の情報もなければ、着用していた武将の経歴すらまともにないという有様。それでいて写真は正面から撮影したもののみで、ガチな歴史マニアや戦国武将マニアは「ふざけんな!」と激怒するかもしれません。しかし、だからこそ「こういう切り口で鎧を鑑賞するのもアリなのか」と新たな視点に気付かされる本でもあります。私が好きなのはここら辺↓


前立が二重になっていて、そのどちらもが蝶というのがエレガント。上の蝶の羽部分のみ白いのがセンス良い。


兜全体がサザエで脇立が波。ちなみにキャプションには「サザエでございま~す」と書いてましたw


こちらも海の幸モチーフの蟹。脇立がハサミになっているのがステキなんですが、木製のため右側の先が欠けているのが勿体無い!


こちらも海の幸のイカ。空気抵抗凄かったろうなー。


大文字の後立にドクロの前立。兜本体と一体化しているということは、鉄の打ち出し?


見ての通りIron Fist。仏教モチーフなんですが五鈷杵も別パーツで細密に作られているのが凄い。


技術的・デザイン的には素晴らしいものの防御力皆無!という透かし兜。


これは知名度の高い黒田長政の兜。ゴールドと黒の塗り分けがクールです。

このような変り兜を見ると、安土桃山時代は「自己主張の時代」だったことが分かります。甲冑はただ身を守るためのものではなく、自分の好みやセンスをアピールするためのものでもあったという。千利休が無駄を削ぎ落した「侘び寂び」を完成させた頃、その真逆を行くような過剰装飾の「傾奇者」も同時に存在していたという両極端さが実に興味深いです。

変り兜: 戦国のCOOL DESIGN (とんぼの本)
変り兜: 戦国のCOOL DESIGN (とんぼの本)

もっと詳しく変り兜について知りたい方はこちらもオススメ↓

戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)
戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)
この表紙の写真、面頬じゃなくて兜の前立…というか本体です。この顔がそのまんま兜の前の方に付いてるんですよ。一応仏教モチーフの兜ですね。

甲冑面もののふの仮装
甲冑面もののふの仮装
変り兜もいいけど面頬もね!変わったデザインだったのは兜だけではなく、顔に被る「面頬(めんぽう)」も十分変でした。もう顔を防御するの関係なし!という形のものも多く、これを変り兜と併用していたことを考えるともはや戦場も仮装大会だろ!という感じです。ただこの本、たくさん写真が掲載されているのはいいもののほとんどモノクロなんですよね…。テキスト情報も多くてこれ一冊あれば面頬のことは全て分かる感じなのでオススメです。

拍手[0回]

PR

新顔2

ちょっと進みました。





とりあえず上瞼が付きました。瞼があると一気に表情が出ます。

拍手[0回]

新顔

新しい顔を作ってます。何に活用するかはまだ未定。




作り方は、先月複製したスカルの上にダイソーで買った「万能パテ」を盛ってスパチュラで彫刻。途中で万能パテが無くなったので中途半端なところで止まってますが。

以前も書きましたが、ダイソーの万能パテはマジで万能です。普通にセメダインとかちゃんとしたメーカーのパテと同様に使用できます。経年変化はどうか分かりませんんが、とりあえず原型彫刻の材料としては柔らかさ、滑らかさ共に申し分ありません。木工パテも十分使えますが、万能パテよりもさらに柔らかく硬化後のの切削具合もサクサクしているので、カッチリエッジや角を出すロボット等の造型には不向きです。その点、この万能パテは見ての通りゾンビやクリーチャーなど生き物系の彫刻もできるし、硬化後の切削も程よい硬さなのでメカ系でもいけそうです。まさに看板に偽りなし。ということで私はダイソーに行く度あるだけ買い占めています。少量ずつ小分けされているのも、材料系は開封した直後から徐々に劣化していくことを考えればむしろ良心的です。

拍手[0回]

DANCE OF DEATHのアイテムが山形市で買える!

今月2回目の作品取扱店舗情報です。

DANCE OF DEATHのアイテムが山形県山形市にあるショップ「Ochers」さんで購入できるようになりました!お店の詳細は以下のとおり。

所在地:山形市七日町2丁目7−2セブンプラザ2階(※セブンリトルショップの中)
営業日時:11:00~19:00 不定休
お店のTwitterアカウント:http://twitter.com/ochers_yamagata

こちらのお店は6月19日にオープンしたばかりとのことで、私もまだ行ったことがありません。とは言え山形市は私の住んでいる所から(秋田県南)普通列車でも行ける距離なので近いうちお邪魔したいと思っています。ちなみに以下の記事によれば…

『Ochers(オーカーズ)』オープン!(山形街づくりサポートセンター)
http://yamagatamachisapo.com/blog/challenge/entry-1325.html

”現役の芸工大生と芸工大の卒業生が運営する、芸工大生が制作した雑貨や本類、アクセサリーなどを扱うお店です。"とのこと。他のクリエイターさんのハンドメイド作品も販売されているそうなので、手作りが好きだ、自分も何か作っている等ハンドメイドクラスタの方はチェックしてみては如何でしょうか。以下お店のTweetを拝借↓



お店は「セブンプラザ」という山形駅から徒歩20分ぐらいのところにあるファッションビルに入っています。

ちなみに今ここら辺のアイテムがあるはず↓



基本的に仙台市の「黒猫貴族の館」さんで販売されているアイテムとは全くかぶってません。基本的に全部1点ものです。

私的オススメはこちら↓

ゾンビ天使ネックレス


スカルキーホルダー。これが初出しです!


普通の顔の天使のキーホルダー。これも初出し。

お店の利益分が上乗せされているのでイベントでの販売価格よりも高く設定されていますが、それでも1000〜2000円あれば余裕でお釣りが来る価格となっておりますので、山形市及び近郊にお住まいの皆様宜しくお願い致します。

それにしても1ヶ月の間に東北2県に出店できるとは思いませんでした。ちなみに秋田県内でそんな話は現時点で1ミリもありませんw

拍手[0回]

Douce×Décadence(ドゥセデカダンス)に出展してもらってます

 

現在、DANCE OF DEATHの作品を置かせて頂いている「黒猫貴族の館」さんが入っているGOTHIC・LOLITA・PUNK SHOP「Glass Forest」さん主催による長期展示販売イベント「Douce×Décadence(ドゥセ デカダンス)」が開催されているのですが、そこに「黒猫貴族の館」さんが私の作品もいくつか出展して下さっているそうです。ありがとうございます!ありがとうございます! ということで仙台市及び近郊にお住まいの方はチェックしてみては如何でしょうか。詳細は「黒猫貴族の館」さんが執筆を担当されたイベントのブログをご覧下さい。

拍手[0回]

Clear