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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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Mie Oon Lordi

北欧は何でも物価が高いと思い込みがちですが、フィンランドに関しては本、CD、食料、日用品は日本よりも安かったです。家電や車、外食、贅沢品は高かったですけどね。軽減税率があるからでしょうか?どれくらい本が安かったかというと、怪物メタルバンド「Lordi(ローディ)」の歴史をまとめた豪華本「Mie Oon Lordi」の価格がわずか7.9ユーロでしたから。現在のレートで換算しても約1071円!円高の2009年当時は1000円未満で買えました。お得過ぎる!!







Lordiは1996年にリーダーのMr.ローディにより結成されたメタルバンドで、メンバーそれぞれの怪物のコスチュームと叙情的な旋律の楽曲で知られています。2006年ユーロビジョン・ソング・コンテストに出場しフィンランドのアーティストとして初優勝を飾り、それをきっかけに欧州を越えて世界的に知られるようになり、来日公演も過去3回行なっています。詳細はググッてWikipediaあたりをご覧頂ければと思うのですが、最も特徴的なのは衣装、マスク、特殊メイク、小道具の制作及びCDジャケットやグッズのデザインまで全てMr.Lordi自身が手がけていること。まさに北欧のDIY精神炸裂です。
この「Mie Oon Lordi」は、メンバーの幼少時代からLordi以前の音楽活動、Lordi結成(または加入)に至るまでの経緯、結成後からメジャーデビューまでの軌跡、さらにメジャーデビューからユーロビジョン優勝までの軌跡と、Lordiの2006年までの歴史を全て網羅した公式本です。ハードカバーで全ページフルカラーの豪華本が1000円前後で買えるなんてフィンランドはつくづく良い国です。



ただ残念なことに本書は全てフィンランド語で書かれているのでテキスト部分が全く読めません。尤も膨大な数の資料写真も収録されているのでそれだけでも十分見応えがあります。和芬辞典でも買って調べながら読むべきか。









見ての通りMr.Lordiのデザイン画や造型風景の写真も多数掲載されているのですが、これら見ていると胸を締め付けられるような、胃が痛くなるような何とも形容しがたい感覚に陥ります。おこがましいようですが「他人事ではない」という気分になるのです。ぶっちゃけ、ファンの贔屓目で見ても初期のLordiはムチャクチャダサくて垢抜けないしMr.Lordiのデザイン画も彫刻もとても上手いとは言えません。でも見ていると「自分も学生時代はこんなんだったんじゃないか?高校時代ホビージャパンに掲載されていた竹谷さんや韮沢さんの作品を穴の開くほど見て勉強してたよな…」とつい我が身を振り返ってしまいます。



一番衝撃的だったのは、初期のAmen(アメン)さん(Gu)の衣装が私服の上に包帯を巻いただけだったこと。90年代後半ならもうちょっと何かやりようがあるだろ!情報や技術、知識が乏しい中、Mr.Lordiは必死だったんだろうな、と想像してしまいます。あとなぜ彼らの衣装は未だにレイテックス(ラテックス)で作られているんでしょうか?フィンランドには他の造型材料が売ってないのでしょうか?各種発泡ウレタンとかシリコンとか樹脂とかもっと質の良い生地とか。その点日本は東急ハンズやユザワヤ、オカダヤがあるから本当に恵まれています。楽天の通販でも専門的な造型材料が手軽に入手できるのだから。

本書を読むと「よし!私も造型がんばろう!」という気持ちになり作品製作に対するモチベーションが一気に上がります。日本はこんなにもモノ作りの材料や情報に恵まれているのだから、もっと勉強してスキルを向上させなければバチが当たる…そんな気分にさえなるのです。尤も本書はAmazon.jpどころか本家の米Amazonですら扱っておらず、実際にフィンランドの本屋に行かなければ買えないんですけどね。なのでLordiファンは頑張ってフィンランド遠征して買いましょう。



このPVに出てくるコミックもMr.Lordiが描いています。

恐怖の一撃
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トゥ・ビースト・オア・ノット・トゥ・ビースト
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