忍者ブログ

memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

RSS TWITTER RssTwitter

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

秋田県横手市増田町「蔵史(くらし)めぐり」

10月2日(日)、私の地元の町である秋田県横手市増田町にて、同町の歴史的建造物を公開するイベント「蔵史(くらし)めぐり」が開催されました。

 

秋田県横手市増田町は同市の東南に位置する町で、南北朝時代〜戦国時代まで城下町として栄え、江戸幕府の一国一城令により城郭「増田城」が無くなった後も産業・交通・物流の要として繁栄しました。1643年(寛永20年)に開始された朝市は現在まで続いており、葉煙草と生糸の生産は一時期秋田最大となったほど。さらに黒鉱を産出する鉱山「吉野鉱山」の操業が始まり、明治時代には銀行(現在の北都銀行)や水力電気所も設立されるなど、在郷町(主要交通インフラや大規模な都市に隣接していない農村部にも関わらず独自商品の生産により発生・発展した町のこと)としてたいへんな賑わいだったそうです。その繁栄ぶりを現代に伝えるのが、町の中心部の商店街にある「国重要伝統的建造物群保存地区」。ここには豪商が築いた昔ながらの店舗・家屋が多数現存しており、特に家屋の”中”に豪華な蔵を作る「内蔵(うちぐら)」が有名です。普通、蔵といえば商家の富の象徴でもあるので、見せびらかす意味も込め家屋・店舗とは別に外に建てられるものですが、横手地域の地形は盆地のため冬は超・豪雪。そのため、蔵を雪害から保護するために蔵そのものを上屋という”鞘”で覆う構造になったのだとか。


内蔵の構造が外からもよく分かるお宅。家の中に完全に蔵が入り込んでいるのが分かるでしょう。

…と、ここまで書きましたが、実は私は内蔵をあまり見たことがなく知識も付け焼き刃です。というのも私が住んでいるのは商店街からちょっと離れた山の麓の農村集落で地域が別なうえに、そもそも内蔵とは「人ん家の中」にあるものだから。いくら同じ町内に住んでいる住人同士でも「お宅の内蔵なんか凄いんだって?ちょっと見せて!」とはなかなか言いにくいものです。特に日本人は金持ちであってもあからさまに”金持ち感”を表に出さない奥ゆかしい性格。お店の人だってただでさえ家の中にあって外から見えない内蔵をホイホイ他人に見せるわけがありません。そのせいか内蔵の価値が改めて見直され地域興しに活用しようという気運が高まったのはなんと21世紀になってから。ということで、今増田町はやっと観光地として整備されつつあるのですが、如何せんそれまではモータリゼーションとバブル崩壊の波をもろにかぶって寂れていた田舎の商店街だっただけにまだまだ発展途上の段階にあります。地元民を相手に商売するのと日本全国&世界各国からやってくる観光客を相手に商売するのは全く勝手が違いますからね。なお、今回はこの「蔵史めぐり」の開催にあわせNianticのスマホ向け位置情報ゲーム「Ingress」を使った町歩きイベントも行われました。発展途上の観光地を紹介するのに、現実世界を歩き回ってプレイするIngressのような位置ゲーは観光ツールとしてまさにもってこいですね。このイベントのレポート記事は後ほど私が運営するブログメディア「vsmedia」に掲載予定なので宜しければチェックしてみて下さい。

「蔵史めぐり」は、通常は一軒一軒個別に見学料が設定されている各家の内蔵を一度に見学できる共通パスを購入することで、好きなだけ内蔵や昔ながらの商家を見て回れる形式となっていました。以下は町中の様子です。












内蔵だけでなく、外から見ても「こりゃ昔は相当な豪商だったな」と分かる家が多くプラプラ歩いているだけでも目の保養になります。また見てお分かりのとおり、日中は歩行者天国になっており、道の両脇ではそれぞれのお店が露店を出展していました。




お囃子が練り歩いたり…




黒漆喰塗りの実演やワークショップが行われたり…


食べ物や農作物、特産品、骨董品を売るだけでなく、つるし飾りや押し絵などの作品が展示されたり…




先にもお伝えしたとおり、蔵カフェ「くらを」では様々なジャンルのハンドメイドクリエイターを集めたアートマーケット「スルメ市」が開催されました。てっきり店内で開催するのかと思っていたら普段駐車場となっている外のスペースで行われており、たくさんの来場者で賑わっていて分け入るのが大変なくらいでした。


もちろんくらを名物の味噌キャラメルソフトも食べました。


この「くらを」の内蔵は町で一番古く、作られたのはなんと江戸時代だそうですが、贅沢なことにここをライブ会場として使用しブラスバンドの演奏会をやっていました。確かに蔵、それも二重構造になっている内蔵は防音効果もバッチリで音楽系のイベントにも適していますね。




そのためか他の内蔵でもいろんなライブが行われていました。






この旧佐藤與五兵衛家ではアンプ類まで持ち込んだバンド演奏が行われました。なお、ここは店舗の奥に内蔵のあるスタイルの建物ですが、今後内装を整備してイベントスペース付きのカフェにするそうです。










旧佐藤與五兵衛家所蔵の貴重な日用品の数々。これらもカフェになった暁には展示されるのでしょうか。


内蔵や建物の公開と併せ、中心地以外の増田町のスポットを巡るスタンプラリーも行われました。


そしてそのスタンプラリーとほぼ連動するIngressミッションも配信されました。ゆっくり歩いても1時間未満で巡れる初心者でも挑戦しやすいミッションでした。


メダルGET!




クリアすると記念の缶バッジとクリアファイルがもらえました。ただ田舎の町なもんでエージェント(Ingressプレイヤー)が少なかったのが、私がクリアした時点で私を含め5人しかプレイしていませんでしたが…。むしろポケモンGOプレイヤーの方が多かったのかも。

この内蔵一斉公開のイベントは今のところ年1回しか行われていませんが、見学自体は普段でも可能で、他の蔵関連のイベントも年に何回か行われています。興味のある方は観光協会のサイト及び関連SNSアカウントをチェックしてみて下さい。

増田町観光協会
http://masudakanko.com/

拍手[0回]

PR

Happy Halloween!


ハロウィンカボチャというには細長過ぎ、かつ自立しないものに文字を彫ってみました。今まで顔やら何やら”絵”ばかり彫ってきましたが、海外のパンプキンカービングを作例をググってみたら、ハロウィンに関連した文言や好きなバンドのロゴなど”文字”を彫った作品もかなりあり、言葉を彫るのもアリだな…とまたパンプキンカービングの認識を新たにしました。なお、横にしても転がる形状のため裏を半分切ってくり抜き、切った面を下にして飾っています。


光らせるとこうなります。ロウソクを入れる際は、新しい酸素が入ってくる隙間がないと火が消えてしまうので、いい感じに隙間が開くようにカットしなければなりません。まあこれはLEDライトを使っているのですが。


内側を薄く削ると暗闇の中でカボチャ全体が薄ぼんやり発光してなかなか良い雰囲気です。自然に付いたカボチャ表面の傷もアクセントになっているような気がしてきます。ただ薄くくり抜くと、その分早く乾燥してシワシワに萎んでしまうのですが…

ハロウィン用かぼちゃ★Lサイズ★カービング可!米国産



【ハロウィンかぼちゃ】【飾りかぼちゃ】パンプキンオーナメントペイントかぼちゃ @900円ハロウィン用オレンジ生かぼちゃ1個あたり340g以上 約10cm※商品は店長おまかせ!!希少商品です!

拍手[0回]

【イベント情報】10/2(日)横手市増田町の蔵カフェ「くらを」にてハンドメイドイベント「スルメ市」開催


(写真はGoogle+より拝借)

自分が出るイベントではないのですが、地元の町でアート系作品の即売会イベントが開催されるのでギリギリながら告知に協力してみたいと思います。

秋田県横手市増田町の商店街にある”蔵カフェ”「旬菜みそ茶屋くらを」(Facebook/Twitter/Google+)にて、10月2日(日)10:00〜16:00までハンドメイドクリエイターの作品即売イベント「スルメ市」が開催されます。このイベントは、 同日に開催される増田町の内蔵(うちぐら)公開イベント「蔵史めぐり」に合わせて初開催されるもので、出展クリエイターは皆秋田県在住及び出身者のみ。出展者(ブランド)名やジャンルなど詳細は横手・秋田経済新聞に掲載されているのでそちらをご覧下さい。

ちなみにここのお店で個人的にオススメなのは「味噌キャラメルソフトクリーム」です。ちゃんと味噌の味がするのにキャラメル風味でしかもソフトクリームにマッチしているんですよ。カフェなので飲食も可能なので町歩きと食事の合間にアート鑑賞なんて如何でしょうか?私もちょっと見に行く予定です。横手市および近郊の方、また日曜日に増田町に観光する予定のある方は是非!

拍手[0回]

もう一つフルフェイスの新作仮面

…を作っています。今回も左右で印象が全く異なるデザインにする予定。


仮面の土台の片方にのみ透明粘土「すけるくん」で肉付け。特に目の周りと口の周りを強調します。


完全に完成して透明感が出たら、アクリル絵の具で塗装します。まずは薄っすらと下地を塗りますが、もっとブツブツして汚い感じにしたかったので…

 
最終的にこうなりました。もう半分をどうするかはまた後日。

すけるくん 透明ネンド 200g

拍手[0回]

ハロウィンカボチャにペイント

収穫してからかれこれ1ヶ月経過したハロウィンカボチャですが、残念ながら時間が経って分かる傷みもあります。ちょっとした隙間から菌や虫が実の内部に入り込み内側から腐ってきたりなど。特にカボチャは雌花が付いていた部分が乾燥と共に小さな穴になるので菌や虫が入り込みやすいのです。これはカボチャだけでなくりんごも同様ですが。実の成る植物は違う種類でも似たような障害が発生するものです。そんな「時間が経過したらヤバそうな」ものはあらかじめ別に寄せておいて販売しないようにしていますが、まだ腐っていなのに捨てたりただ腐るのを待ったりするのは実に無駄で勿体無いものです。そこで…


顔を書いて家用の看板というか庭の装飾に使うことにしました。赤いほっぺはアクリル絵の具で塗りました。1つ色が加わるだけでもかなり印象が華やかになります。なお、向かって右側のカボチャは蔓が取れていますが、これも時間経過と共に早く腐る兆候の一つです。実本体の変色がまだ完璧ではないのに蔓だけ早く劣化して取れるということは、それだけ内部で何かが起こっている証拠ですから。


りんごやメロンも蔓がないと一気に値が下がるもの。ハロウィンカボチャも蔓がないとなんだか味気ありません。そこで黒いフェルトと余っていたリボンで魔女帽子を作り…


蔓のところに被せてみました。帽子はグルーガンでサクサクっと接着して作ったので製作時間は5分程度。簡単なものですが、これが一つあるだけでもハロウィン感がグッと増しました。もう一つはなめこ用。


あと内部に入り込んだ菌のせいで内側から腐り、それが表皮にまで到達してしまったカボチャでまた新しいハロウィンランタンを作りました。これまでは腐った部分に穴をあけてそこから種とワタを抜き、穴の反対側に改めて顔を彫っていましたが、今回は開けた穴をそのまま口にしてみました。小さいおもちゃカボチャ(ペポカボチャ)と組み合わせて飾ることもできます。カボチャがカボチャを咥えているのはなかなか面白い絵面かも。




このとおり上にも後ろにも穴はありません。穴が小さいと種とワタをくり拔く作業が少々大変ですが、その分ツルンとして持ち運びしやすいカボチャランタンが作れます。ロウソクの熱でさらに腐敗が促進するのが嫌な場合は小さいLEDライトで代用するのがオススメ。安全だし風が吹いても明かりが消えないという利点もあります。


あと販売用のカボチャにも顔を書きました。商品なのでより入念に描いています。

ジャラジャラライトが飾りつけの定番!ハロウィン 10連パンプキンパーティライト ■ ハロウィン グッズ 雑貨 飾り かぼちゃ カボチャ ジャック・オ・ランタン ジャコランタン ジャックオーランタン ディスプレイ ハロウィーン パーティー アメリカン雑貨 照明 おしゃれ



今ならおまけ付き★40種類から2枚選べる! 送料無料 ハロウィン ウォールステッカー【40種類から選べるハロウィン&クリスマス2枚セット】飾り 装飾 壁紙 壁 シール 剥がせる 北欧 魔女 かぼちゃ 玄関 室内 雑貨 DIY オーナメント バルーン パーティ 飾りつけ こうもり

拍手[0回]

Clear