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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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ニヒル牛に納品してきました

現在、フィンランド発のスタートアップ・フェスティバル「Slush Tokyo 2019」を取材するために東京にいます。かなりギリギリの滑り込みではありましたが、西荻窪の「ニヒル牛」に行きスペースに作品を納品してきました。しかしニヒル牛に行くときはいつもギリギリですね。地方から(だいたい)仕事のために上京しそのついでに行くので仕方ないっちゃないのですが、いつかゆっくり時間的に余裕を持って納品したいものです。

今回納品したものはこちら。




フェイクスイーツとドクロのネックレス。お値段1500円。
私がストレートにかわいいフェイクスイーツを作ると思ったら大間違いだ!絶対ホラー要素を足してやる!


蝶とゾンビのブローチ。ゾンビ以外のパーツはヴィンテージで何気に小洒落た体を狙ってます。お値段500円。ヴィンテージパーツを使ってこれは大特価!




んふんふ!(今の私の出展スペースはこんな感じになってます。皆様ぜひチェックの程宜しくお願い致します。そういえば、前回、前々回納品したゾンビのキーホルダーとブローチが旅立っていました。1〜2月にここでそれらを買って下さった方々、どうもありがとうございました!)

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【告知】1月12日(土)、仙台にて特殊メイク講座開催 講師は江川悦子さんで受講料無料

イベント告知です。とは言っても自分が主催するイベントでも参加するイベントでもありません。主催は仙台市です。



1月12日(土)、仙台市・日立システムホール仙台にて演劇に関わる人材育成プログラム「舞台スタッフ・ラボ」の一環として、特殊メイクのオープン講座が開催されるとのこと。なんと受講料は無料で講師を担当するのはメイクアップディメンションズ代表の江川悦子さん。しかも主催は仙台市市民文化事業団と仙台市。市の文化事業で特殊メイクって仙台は本当に尖ってんな!

ちなみに仙台市民図書館には江川悦子さんが執筆した特殊メイクのHow To本が収蔵されています。だからこの人選だったのかも?


江川悦子の特殊メイクアップの世界―異次元の扉が開かれる!



なお、定員は「50名程度」とこの手のオープン講座としてはかなり多めです。ただし事前申し込みが必要だそうなので、参加したい人は早めに申し込んで下さい。イベントの詳細および申し込みはこちらから。

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【告知】2019年3月23日(土) 、仙台 AERにて「スチームパンクマーケット」開催

告知です。とは言っても私の主催ではなく、また私が関わっている企業・団体とも関係なく、そもそも私も参加するかどうかまだ検討中のイベントではあるのですが、非常に面白そう且つ東北初とのことなので、ここで宣伝の一つもしてみようかと思います。

2019年3月23日(土) 、仙台駅前のビル「仙台 AER(アエル)」6階セミナールーム2Aにて、スチームパンクオンリーのハンドメイド作品販売イベント「スチームパンクマーケット」が開催されるとのこと。


↑フライヤー画像(Twitterより拝借)

AERは公共施設と商業施設がどちらも入っている複合ビルで、駅のから立体遊歩道直通で行ける非常に便利な立地のビルです。ちなみに私はグローバルラボ仙台の「スマホゲーム開発塾」で6階にはよく行ってますw そういえば「仙台I・Doll」の第一回目もAERでの開催で非常に便利だったんですよね。当時私は秋田県横手市の実家にいましたが、そこから当日の朝に出発しても開場時間まで十分間に合うくらいでした。またAERの大ホールでやってくれないだろうか…

ということで、AERは交通の便も良ければ備品も広さも申し分なく、ハンドメイド系・即売会系のイベントにも寛容な実に良い施設です。また、スチームパンク限定のハンドメイド作品のイベントは、東京や関西では開催されていますが東北ではまだ開催された事例はなく、このイベントが初とのこと。ということで、スチームパンクに関連する作品を製作している東北のクリエイターの方、よかったら参加してみませんか?私も現時点で前向きに検討中です。なぜ検討中かというと、スチームパンクモチーフの作品が現在全て”出て”しまって在庫が一つもないからです。今から3月までにどれくらい作れるのか…

イベントの詳細は公式サイトおよびTwitterアカウントで随時発表されると思うので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

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ニヒル牛に納品してきました

今日はかなり久々に西荻窪のアートショップ「ニヒル牛」に行って更新と納品をしてきました。








んふんふ(これまでニヒル牛ではドール用仮面を中心に作品を展示販売していましたが、今回のI・Doll vol.54でドール用アイテムがはけてしまったので、一旦出展ラインナップを人間用アイテムのみに絞り、ドール用アイテムは来年2月の仙台I・Dollに集中させることにしました。しかし持ってきた人間用アイテムがちょっと少なかったみたいで、なんか箱の中がスカスカになってしまいました…。というか、予想よりスカスカになるくらい作品を買って下さったお客様、本当にありがとうございました!次ニヒル牛に来れるとしたらSlush Tokyo 2019が開催される2月かも?)










んふんふ(なお、現在ニヒル牛では奥の棚を中心にクリスマスにちなんだ作品を展示販売する「クリスマス展」が開催されています。いろんなジャンルのクリエイターさんが参加しているんですが、いずれもカワイイアイテムばかりでオススメです。ご来店の際はぜひ見てみて下さい。)

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江川悦子の特殊メイクアップの世界 異次元の扉が開かれる!


仙台市民図書館の蔵書は妙にマニアックなものが多く、司書のセンスと好みをマジで知りたいです。この「江川悦子の特殊メイクアップの世界 異次元の扉が開かれる!」は、日本における特殊メイクのパイオニア的存在である江川悦子さん著の特殊メイク解説本なんですが、普通これを自治体の図書館の蔵書に加えますか?まあ仙台はメイクアップ系の専門学校も複数あるから、学生さんが参考に借りるかもしれませんが、それにしたってマニアック過ぎます。そもそも司書がどこでこの本の存在を知ったのかも気になる…。ちなみに本書の出版社は「主婦の友社」!主婦の友が特殊メイクの本を出版するようになるとは誰が予想できたでしょうか?

江川悦子さんという方は、日活撮影所内にメイクアップディメンションズという特殊メイクの会社を設立し活動している方で、ありとあらゆるタイプの映画、ドラマ、CMの特殊メイクや特殊造型を手掛けられています。おそらく彼女の作品を全く見たことのない人なんて日本にはいないでしょう。そんあパイオニアの方が初歩的なものから本格的なものまでさまざまなタイプの特殊メイクの手法を解説しているのですが、上手いのは…


そう、基本的に解説しているのは仕上げのペイントのみで、特殊メイクのキモである「彫刻」にほとんど触れていないのです。彫刻して型取りしてアプライエンス(顔に貼る人口皮膚のピース)を複製しないとそもそも顔にメイクできないのに!




この精巧な猿のメイクだって、懇切丁寧に解説しているのはアプライエンスの貼り方とペイントの仕方、毛の貼り方のみで、彫刻や型取りに関する解説はページの上の方にちょっと掲載されているのみ。だからそれをまずやらないとメイクできないっつの!


もうこの宇宙人のメイクなんて…


「ちょっとやってみようかな?」という程度の人が真似するのはまず無理!目のパーツは塩ビ板のヒートプレスで作らないといけないし。

こうした「肝心な部分がすっぽ抜けている編集」はモノづくりを解説するHow to本にはよくあることです。そもそもこれをできるようにならないと始まらない、というところを敢えて書かないという。でも、それはモノづくりの大変さを門外漢に理解させるために敢えて必要な編集手法なのかもしれません。モノづくりをやっている人間として一番ウザいのは、付け焼刃の知識をかじっただけで「な~んだ思ったより簡単そう。やってみよ」と専門知識と技術をナメられることです。そんな奴らに安易に手を出させ「思ってたのと違う!難しいじゃねえか!」と思ってもらうことで、何かを作ることがいかに難しいか、技術を習得することがいかに困難な道かを実感させるというのはなかなかに上手い手と言えます。


とはいえ、本書は何気に読み物のページも面白く、特に権利関係で未だにソフト化が実現していない幻のホラー映画の傑作「スウィートホーム」についての記事が写真付きで掲載されているのは非常に貴重です。これ、スーパーバイザーを「特殊メイクの神」と言われているディック・スミスさんが担当しているんですよね。ここから日本のホラー映画における特殊メイクの歴史が始まったと言っても過言ではない作品なので、是非権利がクリアになって誰でも気軽に見れるようになって欲しいと思います。


巻末にある江川さんのキャリアの築き方についてのインタビュー記事は、特殊メイク関係なく、女性が一生できる仕事をいかに身に着け、生きていくかに興味のある人なら参考になる内容ではないでしょうか。考えてみれば、旦那さんの転勤のために一緒にアメリカに渡って、そこから英語を勉強して、特殊メイクの学校に通って、飛込営業でハリウッドの映画の現場に携わり、リック・ベイカーと知り合い、その間わずか6年ってムチャクチャ爆速のキャリア形成ですよ。

それにしてもこの本、主婦の友社発行ということは書店の何コーナーに並んでいるのでしょうね?もしかして女性誌コーナー?図書館では「映画」の棚にありましたが。

江川悦子の特殊メイクアップの世界―異次元の扉が開かれる!
江川悦子の特殊メイクアップの世界―異次元の扉が開かれる!

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