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memeoid 〜DANCE OF DEATH造型日記〜 フィギュア、特殊造型、特殊メイク、仮面、アクセサリーその他造型全般に関する製作記録。※画像・記事の無断使用及び転載禁止。

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ニヒル牛の企画展「オーナメント大会」に出展します

今日(というか日付的にはもう昨日)急遽決定しました。東京・西荻窪のアートショップ「ニヒル牛」にて12月2日から開催される企画展「オーナメント大会」に出展させて頂きます。タイトルどおりクリスマスオーナメントに特化したイベントです。画像はニヒル牛の店長・あるさんのブログよりお借りしました。




「貧乏くさくて、これゴミですか?というようなゆかいな飾りをお待ちしてます!」

まあ私の作品も山から拾ってきたものを使ってたりするんで貧乏くさいっちゃあ貧乏くさいんですがね。しかし軽く作るのいうのは何気に難しいもの。装飾を複雑に、華麗にしようとすればするほど使うパーツが増えて重くなってしまいますから。今からいろいろ考えます。それにしても今年は最後までイベント参加が続いて新しい試みの多い1年となりました。まだ総括するに早いですが。

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ニヒル牛2の「クリスマス展」に行ってきた

作った作品を納品するだけして全然見に行けていなかったニヒル牛2クリスマス展に本日遂に行ってきました。






なお、ニヒル牛は老朽化のため取り壊しが決定し、今年いっぱいで営業をやめられるとのこと。なんでも戦前からある建物だそうで、奇跡的に戦禍を免れ、ニヒル牛2が入居するまではカフェレストランとして利用されてきたのだそうです。そんな“歴史の生き証人”のような建物なので、何とも言えない昭和の趣を持つ場所だったのですが、それも今年一杯で見納め。このクリスマス展はそんなニヒル牛2の記念すべき最後の企画展です。そのメイン展示がこれ↓




す ご い

中央のメリーゴーランドはただ形を作ったディスプレイではなく本当に回転します。さらに周囲には電飾が施され、テーマごとに作られた小屋も可愛らしくずっと眺めていても飽きません。


主に私の作品が展示されている「ブラックサンタの小屋」はこれ。カラスがとまっていますね。ここだけまだハロウィンをやっているかのよう。






私の作品は天使のオーナメントだけ売り切れてゾンビと目玉のやつはぜんぜん売れてませんでした。ボウズ防止策のやつが先に売れたw ゾンビと目玉も宜しくお願いします。


このクリスマス展に使用されている小屋とメリーゴーランドも販売されるとのことで、一部は既に売約済みとなっていました。メリーゴーランドはオークション制で希望価格を書いてポストに投函するシステム。




ちなみに今日は本格的なイタリアンのカフェイベントも同時開催されていたので生ハムパスタをご馳走になってきました。これがマジで美味い!ニヒル牛2は厨房もあるからこうしたイベントができることも魅力の一つなんですよね。



ということで本日新作のクリスマスオーナメント3点とペンダント1点を納品してきたので(作品写真は過去エントリをご覧下さい)、骨好きの皆様何卒宜しくお願いします。あとゾンビと目玉が好きな人も宜しくお願いします。まあ私の作品云々はどうでもいいので取り壊される前のニヒル牛2を是非見に行ってみて下さい。通常の作品展示エリアもとても面白いです。住所・地図等はこちら


特に夕方〜夜に行くとライトが幻想的に光って良い雰囲気なのでオススメ。

さらにニヒル牛1の自分の箱にも作品を追加してきました。






天使(普通の顔)とゾンビのキーホルダーの色違いをそれぞれ1個ずつ納品してます。天使が欲しい人はニヒル牛1に今行けばあります。


ところで、ニヒル牛2のクリスマス展は12月2日(水)17:00までで終わりますが、その後にニヒル牛1にて開催される「オーナメント大会」に参加させて頂くことになりました(詳細こちら)。そのタイトルどおりクリスマスオーナメントの企画展です。次に上京するのは12月6日(日)の「marche 東京 vol.19」への出展なので12月2日の開始日にはちょっと間に合いませんが、できる限り面白いのを作ります。軽くて全長13cmか…

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新作のクリスマスオーナメント

新作です。本当は昨日Upしたかったのですが、なぜか忍者ブログそのものにアクセスできなくて記事が書けませんでした。「アクセス集中のため」とか出てたんですがどっかから攻撃されてたんですかね?それとも誰かのブログ記事が異常にバズったとか?


こちらはクリスマスオーナメントです。ずっと以前にUPした”カラスが実をたべるために穴を開けた”クルミの殻を使用しています。

穴の中はそれぞれ違っており…






全部に違うSkullが入っています。さらに裏側の穴にも…




こんな感じにチャームが入っています。どれがどんなパターンなのかは実際に見てのお楽しみ。

同じパターンでペンダントも1個作りました。


パールのビーズと黒のビーズを連結して鎖を延長したペンダントです。




表と裏はこのようになっています。どちらを表にするかはご自由に。

なお、これらは全て西荻窪にあるアートショップ「ニヒル牛2」にて現在開催されているクリスマス展に明日追加納品します。クリスマス展については「お知らせ」のこの記事をご参照下さい。

いずれも1点ものなので気になる方はお早めにお店でお手にとってご覧下さい。

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スチームパンク東方研究所 vol.1

スチームパンク東方研究所 未来懐古的造形世界
スチームパンク東方研究所 未来懐古的造形世界

日本でもすっかり定着した感のあるSFジャンル「スチームパンク」。私も手を出したいと思いとりあえずムック本「スチームパンク東方研究所」の一番最初に刊行された巻(↑に貼ってあるやる)をチェックしてみました。

本書はスチームパンクな作品を製作している様々なクリエイターの作品を紹介した本で、その写真を見ているだけでも非常に面白いのですが、親切なことに「作品製作の手順」及びそれに必要な「道具・材料」まで事細かに紹介されています。金属加工、塗装、木工、彫刻、果ては動物の骨の取り出し方まで。巻頭のカラーページでまず作品を紹介し、巻末で作り方の”種明かし”をするような構成で、スチームパンクな作風を愛好するか否かに関わらずハンドメイド系のクリエイターは読んで絶対に損することはありません。


何が凄いって、最初に紹介されているのが真鍮板のエッチング(型抜き)ですから。これ、私だったら「金属用糸ノコで地道に切り出して手で磨くか…」と考えてしまうんですが、本書では薬品を使って真鍮板の下書き線を溶かして必用な部分だけを取り出す手法を紹介しています。確かにそっちの方が早いし楽です。

ただ一点疑問に思ったのは…


「土台の上にエポキシパテを荒く盛り、羊の頭蓋骨を彫刻していきます。」

これ、スチームパンクなペンダントヘッドを作る方法を解説している記事なのですが、手作りに挑戦しようとしている人が「羊の頭蓋骨」を彫刻することがまず難しいですよね?スチームパンク云々以前に。一番最初の工程が「彫刻」って…


「ベースになる顔をスカルピー(樹脂粘土)で彫刻します。」

これも難しいでしょう。スカルピー自体は楽天やAmazonの通販で余裕で買えますが、まずは彫刻技術を磨かなければ何も始まらないw

ちなみに彫刻作業が必用な作品を製作しているのは特殊メイク・特殊造型アーティストの方々なので、素材やモチーフがバラバラなパーツを統一感あるデザインにレイアウトするセンスは無論のこと、敢えて経年変化を感じさせる渋い塗装や、核となるモチーフの彫刻も素晴らしく、一朝一夕に真似できる感じの作品ではありません。既存のパーツを組み合わせるセンスだけでもダメだし、彫刻だけ上手くてもダメ、「スチームパンク」とはとにかくセンスが問われるジャンルであることが分かります。それでも見れば見るほど挑戦したくなるんですけどね。

スチームパンク東方研究所5 架空未来的絵画・造形・装飾品の世界
スチームパンク東方研究所5 架空未来的絵画・造形・装飾品の世界

スチームパンク東方研究所 革と真鍮の道具・機械・装身具
スチームパンク東方研究所  革と真鍮の道具・機械・装身具

スチームパンク東方研究所 ゴーグル・ガスマスク・アビエイタースタイル
スチームパンク東方研究所  ゴーグル・ガスマスク・アビエイタースタイル

スチームパンク・アクセサリー メカ・ガジェットで作るレトロフューチャー・スタイル
スチームパンク・アクセサリー メカ・ガジェットで作るレトロフューチャー・スタイル

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黒いサンタクロース

東京・西荻窪の「ニヒル牛2」にて最後の企画展「クリスマス展」が始まっています。なぜ最後かというと、建物の老朽化で取り壊しが決定したからです。私の作品は「ブラックサンタの小屋」にあるはずです。イベントの詳細は「お知らせ」カテゴリの過去記事をご覧下さい。

ということで、作品製作のネタ探しも兼ねて「ブラックサンタ」(黒いサンタクロース)について調べてみました。

この「ブラックサンタ」とは、ドイツの伝統的な風習におけるサンタクロース(またはそのモデルとなった聖ニコラウス)の同伴者で、良い子にプレゼントをあげるサンタクロースに対し、悪い子をビビらせたりお仕置きをしたりする「戒め」を与える存在です。ドイツ語の名称は「クネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)」といいます。


Knecht Ruprechtで画像検索してみた結果

外見は…

・長い髭を生やしている
・毛皮か藁で身を覆っている
・長い棒や灰の袋を持っている
・服には鈴が付いている

といったもので、各家庭を「悪い子はいないか」と聞いてまわり、良い子に対してはリンゴや木の実、ジンジャーブレッドなどのご褒美を与え、悪い子供には石炭の塊や炭、棒、石を与えます。さらに悪い子供は棒や灰の袋で叩いたり、枕元に動物の臓物をぶち撒けたり、最悪の場合袋につめて山に連れ去ります。…で、ふと思いました。

これってなまはげじゃね?

動物の臓物ぶちまけるなんてスターリンにかぶれたアグレッシヴななまはげだろ。

実は欧州及び世界各国にはこのクネヒト・ループレヒトのように各家々を回って「戒め」を与える存在が今でも多く残っています。これについて私はNaverまとめに逐一まとめているのですが…

【豪雪地帯】世界のなまはげ大図鑑【マレビト信仰】

どの国の奴もだいたいなまはげと同じです。毛皮とか藁とかを身に着けているのはおそらく寒いからでしょうね。各民族の年末年始のイベントだから。考えてみれば、ケルト人の年末年始の祭りがキリスト教に取り込まれてハロウィンとなり、ゲルマン人の年末年始の祭りもまたキリスト教に取り込まれてクリスマスになったわけで、今でもその名残が残っていても不思議ではありません。だいたモミの木のクリスマスツリーやリースを飾る風習も、モミが常緑であったことから「長寿・繁栄」を願うものとしてゲルマン人が年末年始に飾ったのに由来します。ってことは日本の門松とまるっきり同じですね。現代に於けるクリスマスツリーとリースの形式がドイツ発祥なのも、冬のドイツの観光名所がクリスマスマーケットなのも、クリスマスの原型が彼らの祖先であるゲルマン人の年末年始の祭りだったことを振り返れば納得です。

来訪神(マレビト)が年が代わるタイミングに各家々にやってきて戒めを与える「マレビト信仰」は、一神教が世界を覆う以前には全世界共通だったのかもしれません。それが一神教、特にキリスト教の普及により異端として抹消されたり、悪魔にされたり、またはキリスト教のイベントとして取り込まれて現在に至っているという。日本はキリスト教の普及がイマイチなところに「面白けりゃとりあえず何でもアリ」という節操の無さとアレンジ精神が相まって、奇跡的に日本古来の伝統的なマレビト信仰とキリスト教のイベントと化したマレビト信仰の双方が混在する国になってしまったのでしょう。そうなるとなまはげは新暦と旧暦の正月の他にハロウィンとクリスマスにも便乗営業できるポテンシャルを秘めていると言えますが、実際にそれをやったら男鹿市観光協会となまはげの中の人が過労死するからやっぱり今のままがちょうど良いのかもしれません。

超神ネイガー:ヒーローズ
超神ネイガー:ヒーローズ

超神ネイガーの米
超神ネイガーの米

ちなみに超神ネイガーの本拠地は男鹿市ではなく秋田県にかほ市です。

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